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開幕まで2週間を切ったコパ・アメリカ、急きょ中止も…アルゼンチン見送り、ホスト国なしで開催危機

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 コパ・アメリカ2021(2020)の開催が危ぶまれている。

 昨夏に開催予定だった第47回のコパ・アメリカは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年6月13日に開幕延期となった。

 当初コロンビアとアルゼンチンの共同開催で準備が進められてきた歴史ある南米最高の大会。しかし、先日にはコロンビアが開催を断念した。コロンビアでは現在、政府の税制改革に対する抗議活動や大規模デモが4月から続いており、一部で暴徒化。新型コロナウイルス感染も収束しておらず、参加者と警官隊の衝突による死者も出ていることが伝えられる状況下、コパ・アメリカ開催予定都市の一部でもデモが続いていた。

 そして今回、新型コロナウイルスの影響も考慮した結果、アルゼンチン開催も見送る状況となった。CONMEBOL(南米サッカー連盟)は30日、アルゼンチン開催におけるコパ・アメリカの組織を中断する決定を発表している。それとともに、急きょホスト国としてコパ・アメリカを開催できる国があるか話し合いを進めているとのことだ。

 コロンビアの見送り後は、アルゼンチンがすべての試合開催を受け持つことが検討されていたが、現在はそれも不可能な状況に。チリやパラグアイが急きょ、ホスト国に名乗り出ることも予想されていたが、開催2週間を切った中で中止の可能性も出てきている。

 なお、コパ・アメリカ2021は招待国のオーストラリアとカタールが参加を辞退したため、南米10カ国のみが参加予定。5チームを分けた2つの組でグループステージが開催され、上位2カ国が決勝トーナメントに進出する。
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