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波紋を呼ぶジダンの公開状…フィーゴがレアル非難「あれだけ成功した彼が信頼を感じられないなどあり得ない」

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元同僚であるジネディーヌ・ジダン氏とルイス・フィーゴ氏

 元ポルトガル代表MFのルイス・フィーゴ氏が、古巣レアル・マドリージネディーヌ・ジダン氏に対する扱いを非難している。

 先日にレアル監督を辞したジダン監督は、スペイン『アス』を通じて公開状を出した。その中では、フロレンティーノ・ペレス会長をはじめクラブ上層部からの信頼を感じられていなかったこと、フロントがメディアを通じて自身の解任の可能性についてほのめかしたことへの嫌悪感が赤裸々に記されていた。

 スペイン『ラディオ・マルカ』とのインタビューに応じたフィーゴ氏は、レアルの元チームメイトの公開状を受けて同クラブを非難。次のように語っている。

「それぞれが自分の立場、経験から話をする。退団というのは難しいことで、とても簡単な形になりもすれば、悪い形にもなる。思うに、紳士のクラブを自負するマドリーは、自らを本当に偉大なものとする小さなディテールに気を配らなければいけない。悲しむべきは、マドリーがあれだけクラブに貢献した人物に対して誠実ではなかったことだ。色々なことをメディアに触れ回っていれば、最後には分かることになるし、それは問題となってしまう」

「朝早くから旅に出たためにすべてを読んだわけではない。しかし、ジダンがもっと信頼を得るに値すると言ったならば……。ここ数年、あのクラブであれだけの成功を収めた人物が信頼を得られないとしたら、一体誰があそこで信頼を獲得できるんだ? 昨季ラ・リーガを獲得したにもかかわらず、今季起こってしまったことには驚きを禁じ得ない。だが、レアル・マドリーがどう機能しているかは、誰もが知るところだろう。私がすべてを正確に分析できるわけではない。だが彼がそう言うならば、それが彼自身の真実ということだ」

 フィーゴ氏はまた、自身のレアル退団についても振り返っている。

「私が別れたのはプレシーズンの真っ最中で、別れを告げることができなかった。良い別れ方をしたかったんだがね。しかし、それはクラブを取り仕切っている人物に依存することだ。だから私は、退団は簡単な形になりもすれば、悪い形にもなると言ったんだ。まあ、私がそこで残した歴史は誰にも抹消することができない。ジズーについて話させてもらえれば、私は彼の功績を称え、感謝をしたい。私が彼に敬意を持っていることは、彼自身も分かっている」

 その一方でレアルの後任については、もう一人の元チームメイトであるラウル・ゴンサレス氏の名を挙げた。

「友情関係からラウールだね。彼は私にとって兄弟みたいなものだから。しかし監督の選択は、今と未来を見定めて決断を下さなければならない。私ならば名前で選びはしないよ」

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