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U-24日本代表に思わぬアクシデントも…横内監督「大きな混乱はない」麻也「不幸中の幸い」

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5日に福岡でU-24ガーナ代表と対戦するU-24日本代表

 翌5日にU-24ガーナ代表とベスト電器スタジアム(福岡)で国際親善試合を行う予定のU-24日本代表が、札幌で思わぬ足止めを食らった。

 U-24日本代表は、5日のU-24ガーナ戦と12日のジャマイカ戦に向けて、5月31日に合宿をスタートさせた。千葉県内で調整を進める予定だったが、3日に札幌ドームで行われる日本代表対ジャマイカ代表戦が中止になったことを受け、急きょ組まれた日本代表対U-24日本代表戦を戦うために1日に札幌に向けて飛んだ。

 3日に札幌ドームで開催された“兄弟対決”は、0-3の敗戦。4日にU-24ガーナ戦が開催される福岡に飛ぶ予定だったが、暴風雨の影響でフライトが大幅に遅れ、前日練習は試合会場のベスト電器スタジアムではなく、急きょ札幌で行われることになった。

 予期せぬアクシデントとなったものの、「別に大きな混乱はない」と説明した横内昭展監督は、「ある意味、この状況を楽しんでいるような選手の方が多いんじゃないかな。チームでまとまって移動しているので、話す機会が多い。ホテルだと部屋に入り、食事は分かれているので、逆にそういう意味ではコミュニケーションが取れて良い面もある」とポジティブに捉えている。

 また、オーバーエイジとして合流しているDF吉田麻也(サンプドリア)も、「今日は一緒にいる時間が本当に長い。不幸中の幸いというか、難しい状況の中で自分たちが何ができるかを考えて、少しでも練習をするのが大切だと思った。昨日(A代表戦)もそうだけど、今日も育成年代にとっては非常にいい経験になっているんじゃないかと思う」と前向きに話した。

 練習を終えたチームはすぐさま空港へと移動し、福岡へと向けて飛び立つことになる。

(取材・文 折戸岳彦)
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