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巧みなドリブルでリーグ首位の“被ファウル数”、イングランド代表MFグリーリッシュ「何度だって蹴られてやる」

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チームへの献身性を語るMFジャック・グリーリッシュ

 イングランド代表MFジャック・グリーリッシュは、EURO2020で自身の役割を全うするつもりだ。10日、英『スカイスポーツ』が伝えている。

 開幕が迫ったEURO2020で、優勝候補にも名前が挙げられるイングランド。アストン・ビラでチームを牽引する存在となるも、代表とは縁が遠かったグリーリッシュは、直近の親善試合2試合で先発出場した。6日のルーマニア戦ではフル出場。自身のファウルで決勝点につながるPKを奪取し、勝利に貢献した。

 ここまで代表キャップ7試合の25歳は、会見で自身の成長を語る。そしてEURO2020の舞台に立てることに喜びを抱いているようだ。「重要なことは今ここにいることだと思います。MFジョーダン・ヘンダーソンやFWハリー・ケインなどの選手が、フィールド外で何をしているかを見ることができるんだ」と手本になる選手を挙げた。

「彼らの仕事ぶりは誰の目にも明らかだ。だが、練習場やその他での立ち振る舞い、自身へのケアの仕方などを見ていると、そのキャリアは何ら不思議ではないことがわかったんだ」

「そしてそれは、選手として、人として、キャプテンとして、私を成長させてくれた大きな要因となった」

 特に、ケインの存在が大きかったという。グリーリッシュは「彼とはよく話をします。代表に入ることで、色んな人の話を聞ける。誰がどういうことをしていて、また他の人は何をしていないかなどね。しかし、ここを離れて気づいたのは、ハリー・ケインほど自身を大切にしている人がいなかったということだ」と語った。

 攻撃的なイングランドに、グリーリッシュが加わった影響は大きい。今季リーグ戦で6ゴール12アシストを記録しただけでなく、巧みなドリブルによって相手のファウルを誘発。その被ファウル数は今季のプレミアリーグトップの「110」にまで及んだ。

 大きな得点パターンのひとつとなるセットプレーを作り出すことができる存在。ルーマニア戦でも自らの被ファウルでPKを誘発した。「先週の2試合で何度も蹴られたね」とグリーリッシュは語る。

「でも、試合後にも言ったけど、もしそれがチームの助けになるなら、私は何だってやるつもりだ」

「トレント(アレクサンダー・アーノルド)が離脱してしまったのはとても残念だが、このチームには素晴らしいセットプレーのキッカーがいる」

「もし私がファウルされて得られるものがあるのなら、私はチームのためにその役目を引き受ける。何も気にならないね」

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