beacon

日本vsセルビア 試合後のストイコビッチ監督会見要旨

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.11 キリンチャレンジ杯 日本1-0セルビア ノエスタ]

 セルビア代表は11日、ノエビアスタジアム神戸で日本代表とキリンチャレンジカップを戦い、0-1で敗れた。

 以下、試合後のストイコビッチ監督会見要旨

―今回の遠征の結果を踏まえた感想をお願いします。
「すぐにでもうちに帰りたいです。ホテルから全然外出できないのは異常な状態でしたので」

「それはさておき、今回の2試合(1分1敗)は、ともに結果を重視していなかった。今回はAチームですが、Bチームの選手もいて、若い選手がどのようにプレーするかを注目していました。我々にとって9月のW杯予選が一番ですから。その意味ではいろんな成果があった。親善試合は結果を重視しない。勝った負けたに重きを置いていません」

「ただ今日の試合については日本におめでとうと言いたい。内容でも上回っていたし、チームとしてのコンビネーションを発揮してこういう結果になったと思います。日本が強すぎた。私が出れば勝てた?それはそうかもしれないが、この年齢なのでもう走ることができないんですよ」

―日本の改善ポイントは感じた?
「日本には負けてしまったので、特別なことをいうのは相応しくないかもしれないが、今日は日本が支配していた。テクニックとスピードでいい所が出た。改善するところを挙げるとすれば、攻撃全体。いい形でのチャンスを作ることが改善できれば、今日も3点か4点入っていたと思います」

―前半は日本の中盤を良く抑えていた。
「特にどの選手をマークしろというのを意識させたわけではないが、おそらく日本が攻勢で、セルビアは守備的にならざるを得ないと予想していたし、そのために縦に深いパスを出させないように選手には言っていた。結果として前半は中盤を抑えることができた。ただ後半の立ち上がりに失点したことで流れが変わった。日本がゲームそのものを支配できるようになった。我々のいい形が作れませんでした」

「その中でセルビア代表にとって収穫だったのはデビューの選手がいたこと。若手にチャンスを当てられたことは良かった。しかしそのためにセルビア代表のレベルを高く保てなかった。今回招集出来なかった選手を加えた代表チームなら、おそらく違う結果になっていたでしょう。我々にとっての本番は9月のW杯予選。その時にはすべてのいい選手を揃えたいと思います」

―神戸は名古屋時代も思い出深い試合も多かったと思います。日本のファンへのエールもお願いします。
「2点目が劇的に決まりましたよね。いろいろなことを思い出して感情的になった。日本にはたくさんのいい思い出はあるので。しかし残念ながらホテルから一歩も出ることができなかったことが残念。名古屋に行って友達にも会いたかった。次にチャンスがあれば、近いうちに来日してコロナのない日本で楽しめればと思います」

TOP