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力ずくでアラバが制止…オーストリア代表FWが得点後の言動を謝罪

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FWマルコ・アルナウトビッチがインスタグラムで謝罪

 セルビアにルーツを持つオーストリア代表のFWマルコ・アルナウトビッチが13日の欧州選手権(EURO2020)グループC第1節・北マケドニア代表戦(○3-1)でダメ押しの3点目を決めた際、キャプテンのDFダビド・アラバに口元を鷲づかみにされ、喋るのを強引に制止されるようなシーンがあった。

 イギリス『BBC』が14日に報じたところによると、アルバニア人の血を引く北マケドニア代表のDFエグゾン・ベイトゥライとMFエズジャン・アリオスキに向けた発言が問題視されたようだ。

 侮辱的な内容だったのではないかとの噂もある中、アルナウトビッチは試合後に自身のインスタグラムを更新し、得点後の振る舞いを謝罪している。

「昨日、試合中に熱くなり、きつい言葉を言ってしまった。特に北マケドニアとアルバニアの友人たちに謝罪したいと思う」

「ひとつ、はっきりしていることを言いたい。僕は人種差別主義者ではない」

「僕はほとんど全ての国に友人がおり、多様性を支持している。僕のことを知っている人は皆、そのことを分かっている」

 セルビアはコソボの独立を認めておらず、セルビアと北マケドニアの間には歴史的な緊張関係が続いている。14日には北マケドニアサッカー連盟(FFM)がフェイスブックで声明を発表。アルナウトビッチの言動を非難し、欧州サッカー連盟(UEFA)に対して同選手への厳しい罰を要求する文書を提出したことを明かしている。

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