インテルは22日、トルコ代表MFハカン・チャルハノールと契約したことを発表した。

　2017年にレバークーゼンからミランへと加入し、背番号10を背負ったチャルハノール。以降在籍4年間で公式戦172試合に出場し、32ゴール48アシストを記録。昨季は公式戦43試合に出場するなど、ミランの2013-14シーズン以来となるチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献した。

　しかし、現行契約は6月末まで。ミラン側は契約延長に向けて交渉を続けていたが、パオロ・スカローニ会長が「適正なオファーを提示したつもりだが、他のクラブからより高額なオファーを受けたのであれば、プロである彼にとって良いことだろう。選手それぞれが自由意志で選択できるわけで、不平を言うつもりはない」とコメントしており、退団は決定的となっていた。

　そして「より高額なオファー」を提示したのは、ミランの最大のライバルであるインテル。同クラブは22日、チャルハノールと契約したことを発表。2024年6月までの3年契約を締結している。ミランとの契約満了をもっての契約となるため、移籍金は発生しない。

　なお『Goal』の取材により、インテルがチャルハノールに対して、ミランの条件を上回る年俸500万ユーロ+ボーナス100万ユーロ(計約7億8800万円)を提示したことが判明。インテルは、先日EURO(ユーロ)2020にデンマーク代表として出場したクリスティアン・エリクセンが心停止から回復したものの、来季以降の出場が不透明であるため、トルコ代表MFとの契約を急いだことも分かっている。

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