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伊藤洋輝のシュツットガルト行きの背景に注目…独誌が伝える買い取りOP行使の設定額は?

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 23日、伊藤洋輝ジュビロ磐田から来夏までの期限付き移籍でシュツットガルトに加わることが発表。日本代表MF遠藤航も所属するクラブでは、DFマーク・オリバー・ケンプフの代役と見られているようだ。

 伊藤の獲得に至った背景に注目するドイツ誌『キッカー』は、左利きセンターバックのケンプフの去就について分析。2018年夏にフライブルクからフリーで加わった現在26歳の同選手は、シュツットガルトでは公式戦82試合に出場するなどレギュラーとしてプレー。ブンデスリーガ2部を戦った19-20シーズンはキャプテンを務め、チームのリーダーの1人である同選手だが、来夏に満了する契約の延長交渉が難航していると伝えられている。

 そこでシュツットガルトのスベン・ミスリンタートSD(スポーツディレクター)は、一定の移籍金が得られる今夏のケンプフの退団に備えて後釜探しへ動いたようだ。20-21シーズンはフライブルクからウニオン・ベルリンにレンタルされた同じく左利きのU-21ドイツ代表DFニコ・シュロッターベックの獲得に乗り出すも、多額の移籍金を求める所属元との交渉の折り合いがつかなかったため、ほかのターゲットの調査を進めていたという。

 そして同メディアによると、ミスリンタートSDが潜在能力を高く評価するという22歳の伊藤を獲得したとのこと。同SDはクラブの公式ウェブサイトで「ヒロキは中期的に我がトップチームのスカッドに昇格するためのプレー面、フィジカル面においてのすべての要素を備えている」と期待を寄せつつ、「まずU-21チームの道を歩むことになるが、彼には少しずつ欧州のサッカーに馴染んでもらうつもりだ」と説明していた。

 伊藤を「左側のセンターバック」とする『キッカー』だが、そのパフォーマンス次第で完全移籍移行の可能性もあることを指摘。シュツットガルトが磐田に支払うレンタル料は10万ユーロ(約1300万円)で、買い取りオプション行使の場合発生する移籍金は50万ユーロ(約6600万円)だと伝えている。
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