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遠藤渓太の起用法に大きく影響か…ウニオンでポジション争いのライバルがシャルケへ移籍

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ドイツでプレーを続けるMF遠藤渓太

 ウニオン・ベルリンは26日、MFマリウス・ビュルターが2部降格のシャルケへの移籍を発表。これによりメンバーで本職が左ウィングは日本代表MF遠藤渓太のみとなっている。

 主に左ウィングでプレーするビュルターは19—20シーズンに3部マグデブルクからレンタルで加入すると、当時1部での初シーズンを過ごしたウニオンではドルトムント相手の2得点など含めて、7ゴールを記録。昨夏には横浜F・マリノスから期限付き移籍で加わった遠藤と同じ時期に完全移籍で再加入果たしたものの、20—21シーズンはスタメン出場が30から9試合へ減少し、得点数も「1」にとどまると、ここに来てシャルケ行きが決定した。

 一方の遠藤はドイツでの自身初シーズンでは公式戦17試合に出場(先発は5試合)し、1ゴールとインパクト残せず。ウルス・フィッシャー監督は主に3-4-1-2フォーメーションを採用し、サイドにウィングバックやサイドバックを優先的に起用したことで出場機会が限られていた。遠藤はビュルターとともにベンチスタートしても、後者が先に投入されるケースが多かった。

 それでもウニオンが買い取りオプションを行使し、完全移籍移行に至った遠藤だが、ビュルターの退団によりメンバー唯一の左ウィングに。クラブは来季に向けてブンデスリーガ2部ハノーファーでトップ下やインサイドハーフとして結果を残した日本代表MF原口元気を獲得するなどここまで合計9名の新戦力を加えたものの、現時点左ウィングを主戦場とする遠藤以外の選手は見当たらない。

 もちろん、ウニオンがこの先行う補強やフィッシャー監督が用いるシステムについては定かではない。ただ現状では、ビュルターの退団が最も今後の起用法に影響する選手は遠藤と言えるだろう。

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