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アテネ五輪で金の元アルゼンチン代表MF「最も重要なタイトルだった」

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2010年に日本代表とも対戦したMFアンドレス・ダレッサンドロ(写真左)

 かつてオリンピックの舞台で頂点に立った元アルゼンチン代表MFアンドレス・ダレッサンドロが「五輪の金メダルは自分にとって最高の栄誉だった」と述べている。

 ダレッサンドロは『Goal』に対し、2004年のアテネオリンピックのことを振り返りつつ語った。

「五輪という舞台はいつでもプレーできるわけでもないし、参加条件も限られている。それだけに2004年のアテネは、自分にとって最も重要なタイトルとなった」

「アルゼンチンを代表して、オリンピックに出場できたことはとても名誉なこと。それまで僕らの国はフットボール競技の金メダルに縁がなかった。それだけに金メダルを獲得することがとても重要だったんだ。チームも素晴らしかったし、今でも誇りに思うよ」

 また、ダレッサンドロはアテネの選手村がプロフットボールの世界とも大きく異なっていたと回顧している。

「オリンピックの選手村ではアマチュアのアスリートが多くいて、特殊な雰囲気だったね。他のチームと居住スペースを共有したり、バスに乗って食事したりね。他の大会では起こらないようなことが多々あった。でもそれらのすべてが楽しい経験だったよ」

「負けずに最後まで勝ち続けたことも印象深い。アルゼンチンはビッグチームを打ち負かして頂点に立ったからね。準決勝では(アンドレア)ピルロや(ダニエレ)デ・ロッシのいるイタリアと戦った。ファイナルではパラグアイの(カルロス)ガマーラとマッチアップした。そのことをよく覚えているよ」

 現在ウルグアイのナシオナルに籍を置く40歳のダレッサンドロは、母国から離れてプレーしている。大切にしているという金メダルは、両親に預けているという。

「金メダル?それは僕の両親が持っているよ。だけど家では厳重に保管されていて、それは僕でも簡単に取り外すことができないようになっているんだ。将来、自分の子供や子孫に僕がどのような成果を成し遂げたのか、その証として見せたいと思っている」

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