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フランスサッカー連盟会長、五輪早期敗退を悔やみつつ…問題指摘「FIFAの日程調整が必要」

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 フランスサッカー連盟(FFF)会長のノエル・ル・グラエ氏が、東京オリンピックにおけるU-24フランス代表早期敗退について、見解を示した。

 フランス『Le Parisien』のインタビューでル・グラエ会長は、「思い通りのチームづくりができず、東京五輪に挑んだ」と、フランスの各クラブから招集拒否が相次いだことを悔やんだ。

「選手たちは最善を尽くしたが、この結果に終わり残念だ。ただ、チームはリストをまとめる時点から多くの困難が伴った」

「この敗退はとても重いもの。多くのゴールを相手に献上して姿を消すことになった。だが、これは避けられなかった結末とも言えるだろう」

 FFF会長はまた、オリンピックの選手派遣について強制力がなく、プライオリティが低い点が問題だと指摘している。

「これはFIFAがフランスだけでなく、世界中のグローバルなチームで調整できるようすべきだと思う。オリンピックの代表チームは可能な限りベストメンバーで組みたい。だが、実際には公式戦や異なるコンペティションの連続で、五輪については強制力がないため、クラブ側が選手派遣にノーと言ってしまう。若い世代の選手が五輪代表になる点については賛成だが、FIFAはフットボール界のスケジュールを調整する必要があると思う」

 そしてFFF会長は、U-24代表指揮官シルバン・リポルについても擁護の姿勢を見せた。

「彼はこのグループで可能な限りのことをしたと思う。友好的な関係を保って一緒にフランスへと戻ることになる。彼はチームに留まるかって? もちろんだ。何ら問題はない」
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