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「悔しい思いをしている」…静かに闘志燃やす三笘薫、スペイン戦で本領発揮なるか

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U-24日本代表MF三笘薫(川崎F)

 ここまで本領を発揮するまでには至っていない。しかし、あと2試合残されている。U-24日本代表MF三笘薫(川崎F)は「チャンスが来たとき、どれだけ良いパフォーマンスを出せるかに集中している」と静かに闘志を燃やしている。

 事前合宿を負傷で出遅れたことも影響し、東京五輪本大会での出場はグループリーグ第2節メキシコ戦の10分、準々決勝ニュージーランド戦の30分に限られている。そのニュージーランド戦でも「自分自身として、自分の特長を出すことがなかなかできなかった。満足いくプレーはできなかったし、得点を期待されている中で、結果を残せなくて悔しい思いをしている」と唇を噛んだ。

「まだ試合にもあまり出られていない。コンディションを含めてもっともっと上げていきたい」

 準決勝で対戦するU-24スペイン代表とは、本大会前のキリンチャレンジ杯で対戦して1-1で引き分けている。「(日本は)ここまで守備が安定して少ないチャンスをモノにしているシーンが多い。ボールを握ったときにどれだけ相手に迫れるかというところで、自分の武器を出していきたい」と意気込みを示した。

 J1リーグで示す圧倒的な存在感をピッチ上で披露し、チームに勝利を、五輪史上初の決勝進出をもたらすゴールを奪いたいところだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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