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セルティックOBが元同僚・中村俊輔の凄みを回顧…新加入の古橋亨梧にも賛辞「英雄になれる」

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 かつて中村俊輔ともプレーしたセルティックOBが、今夏同チームに加わった日本人FW古橋亨梧の活躍を受け、日本人プレーヤーが大きなプラスをもたらすと説いている。

 2008年夏にセルティックに加わり、中村と1シーズンともにプレーした元北アイルランド代表FWパトリック・マッコート氏は『サンデーポスト』に対して、元同僚中村俊輔のエピソードを明かしている。

「私は2008年にセルティックに加わったけど、すでにナカは特別なプレーヤーであることを結果で示していた。もちろん異なるチームにいた時から彼のことを知っていた。でも一緒にトレーニングをするようになって、彼の才能が図抜けているということに気付かされたんだ」

「ナカはトレーニングの時から一切手を抜かず、常に集中しているんだ。それを試合の日でも同じクオリティで示していた。一見、彼はあまりハードワークするようなタイプには思えないかもしれない。でも実際はそうじゃないんだ。試合が終わり、月曜日の朝にはゲームのデータがチームで公開されるんだけど、ナカはカバーした距離、スプリントの回数ともにほとんどチーム1位だった。ナカはゲームごとに12kmはカバーしていたんじゃないかな。試合によっては13kmもの走行距離をマークしていた」

 マッコート氏は中村俊輔について「10ヤードのスペースを狙う視野、そして左足の正確無比なキックは本当に素晴らしかった。だけどボールを扱うスキルだけじゃない。ナカの献身性はチームの中でも突出していた」と続け、チームへの貢献度も高かったと回顧している。

 そして今夏セルティック加入の古橋についても、マッコート氏はセルティックパークのヒーローになると期待を寄せた。

「ナカはセルティックパークの外に出ると、物静かで気取らない人物だった。でも、グラスゴーでは多くのサポーターに愛され、丁寧にコミュニケーションに応じていた。もちろんフルハシもナカと同様にチームに良い影響を与える存在だと思うし、英雄になれると思う」

「彼が見せるFWとしての動きは、ストライカーとしてとても効果的だ。狙う意識と動き出しの質は本当に素晴らしい。ヤブロネツとの試合では彼の動きに注目したけど、FWとしてのクオリティは恐ろしいものがあった。これからのさらなる活躍が楽しみだね」

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