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頭蓋骨骨折の大ケガから復帰したメキシコ代表FW「ここにいることは奇跡。復帰する自信はあった」

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 頭蓋骨骨折の大ケガを負ったウォルバーハンプトンのメキシコ代表FWラウール・ヒメネスが、「奇跡」の復帰に喜びを語った。

 ヒメネスは昨年の11月29日に行われたアーセナル戦で、CKからのの競り合いでダビド・ルイスと激突。お互いに頭部を強打し、ヒメネスは治療後直ちに途中交代となっていた。そのままロンドンの病院に緊急搬送され、翌30日には頭蓋骨骨折であることがクラブから発表されていた。

 その後はリハビリを経て今年2月には練習を再開するなど、新シーズンに向けて準備を進めていた。そして迎えた14日のプレミアリーグ開幕節、レスター・シティとの一戦でヒメネスは先発フル出場を果たしている。

 ヒメネスは担当医への感謝とともに、復帰の喜びを口にした。

「ケガをした瞬間は、頭蓋骨が折れて脳の中も出血していた。折れた骨によって脳が内側に押し込まれていたんだ。手術は迅速でなければならなかったなかで、ドクターはとてもいい仕事をしてくれたよ」

「そして彼らはドクターであるからこそ、真実を伝えてくれた。僕は彼らの話を受け止めなければいけなかった。頭蓋骨骨折が治るまで、予想以上に長くかかってしまった。でもここにいることは奇跡なんだ」

 さらにヒメネスは、事故当時についても振り返っている。

「スタジアムについて、ドレッシングルームに荷物を置いて、チームメートとともにピッチを見に行った。それからドレッシングルームに戻って、部屋の電気を消した記憶はある。でも、あの日のことはそれ以外に覚えていない。病院で目が覚めて、その後のことは覚えているよ」

 あまりの大ケガにドクターからは2度とプレーができないかもしれないと告げられていたようだが、ヒメネスは復帰する自信があったという。

「キャリアを終えようかと考えたことはなかった。その可能性はあったけれど、僕は復帰する自信があったんだ」

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