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修正力アップに胸を張る浦和DF槙野「臨機応変にやることを意識している」

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体を張って相手攻撃をはね返す浦和レッズDF槙野智章

[8.25 J1リーグ第26節 浦和 1-0 広島 浦和駒場]

 今季3度目の3連勝に胸を張った。2試合ぶりの先発でキャプテンマークを巻いてプレーした浦和レッズDF槙野智章は「今季は3バックの相手にボールを持たれたり、勝ち点を取りこぼしてきたが、(前節の)徳島戦後に新しいシステムで練習して手ごたえがあった」と、3バックの広島を相手に無失点勝利をおさめたことに満足感を漂わせた。

 これでクリーンシートは13試合目。26試合で失点26という数字は他チームと比べて特別少ないわけではないが、無失点試合数はリーグ最少17失点の川崎Fと並んでいる。相手に合わせて守備を変えるリカルド・ロドリゲス監督の狙いがはまったときの強さが、このデータに出ていると言える。

 しかも、中断明け以降はDF酒井宏樹、DFアレクサンダー・ショルツ、MF平野佑一と、加入したばかりの選手が続々と先発起用されている中での3連勝。価値は高い。その中で槙野が指摘するのは、「問題がある時は選手同士で瞬時にコミュニケーションをとって解決できている」「ショルツ選手や酒井選手の加入で守備の強度が上がっている」「対人の強さを生かして1対1の局面でボールを奪えている」ということだが、統率力のある槙野の働きが効いているのは間違いのないところだろう。

 3連勝でも順位は前節と変わらず7位だが、3位の神戸から7位の浦和までは勝ち点差わずか3。首位争いをする川崎Fと横浜FMの2チームは抜きんでているが、来季のACL出場権を懸けての上位争いも徐々にチーム数が絞られており、ここからの試合が重要だ。

「監督がやれということをすべてやるのはもちろんだが、それにプラスして修正力がついてきている。監督からはスタートのポジション位置を指示されているが、固定観念を持ちすぎず臨機応変にやることを意識している」と語った槙野。今季初の4連勝を懸けて湘南と戦う次節が楽しみといった様子だった。

(取材・文 矢内由美子)
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