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残留の鈴木優磨や新戦力に期待…シントトロイデンMF「このグループで困難に陥ることはない」

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シントトロイデンに残留したFW鈴木優磨

 ベルギー1部シントトロイデン(STVV)のMFクリスティアン・ブリュールスは、チームが今季は残留争いに巻き込まれないと予想。地元紙『Het Belang van Limburg』の取材で語った。

 STVVは昨季残留争いが続き15位でフィニッシュ。新シーズンに向けてはドイツ人のベルント・ホッラーバッハ監督を迎えたが、ジュピラー・プロ・リーグ第6節消化時点で獲得した勝ち点は「7」とやや不安の残るスタートに。一因として、FW鈴木優磨の売却が実現しなかったこともあり、なかなか強化を手掛けられなかったクラブの台所事情などが挙げられていた。

 しかし、STVVは移籍市場の後半にはFW林大地やFW原大智、さらに9月に入ってからブンデスリーガ2部ハンブルガーSVとの契約を解消しフリーとなっていたDFトニー・ライストナーやロシア・プレミアリーグのアルセナル・トゥーラを退団したMFロベルト・バウアーと2人のドイツ人選手をフリーで獲得。外部から加わった合計6人の新戦力のうち5人はベルギー初挑戦とはいえ、一定の補強に成功したと見られる。

 そして、チームもそれらの加入に満足しているようだ。ベルギー人のブリュールスは31歳のライストナーや26歳のバウアーについて「新しいドイツ人たちからは高いレベルで豊富な経験を有していることが伝わってくる。きっとチームに好影響をもたらすだろう」と期待感をうかがわせると、「STVVはこのグループで困難に陥ることはないだろう。そう確信しているよ。それにスズキも戻ってきたことによって、僕たちはさらに強くなる」と鈴木の残留も強化につながったと表現した。

 なおスタッフのビデオアナリストの1人含めて日本人が8人在籍する日本企業『DMM.com』傘下のSTVVだが、ドイツ人は監督や2人のアシスタント、3人の選手と合計6人。現地ではホッラーバッハ新監督の下でのクラブの“ドイツ化”も注目されつつあるようだ。

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