beacon

伊東純也がEL初戦の90+2分に劇的決勝アシスト!! 北川航也は出番なし

このエントリーをはてなブックマークに追加

劇的な形で決勝点をお膳立てしたMF伊東純也(写真右)

[9.16 ELグループH第1節 ラピド・ウィーン 0-1 ゲンク]

 UEFAヨーロッパリーグは16日、グループリーグ第1節を各地で行い、FW北川航也所属のラピド・ウィーン(オーストリア)とMF伊東純也所属のゲンク(ベルギー)が対戦した。後半アディショナルタイム、ゲンクは伊東のクロスから劇的な形で決勝点をマーク。1-0で勝利した。北川はベンチ入りしたが、出番はなかった。

 オーストリアの首都ウィーンで行われた日本人所属クラブ同士の対決。今季は途中出場が続いている北川はベンチスタートとなった一方、絶対的主力に君臨する伊東は右ウイングのポジションで先発出場した。

 序盤はアウェーのゲンクが主導権を握り、伊東はやや中央よりのスペースで攻撃に絡む。最初の決定機は前半13分。ゲンクはDFジェラルド・アルテアガのクロスを収めたFWパウル・オヌアチュが左足で狙ったが、うまくミートしなかったシュートは右に外れた。前半23分には、伊東が鋭い突破から相手のファウルを誘い、イエローカードを誘発した。

 その後はラピド・ウィーンが勢いを強める中、ゲンクはゴール前でなんとか耐え凌ぐ場面が続く。前半39分にはゲンクが前進し、伊東の縦パスからオヌアチュがゴールを狙ったが、これは大きく枠外。そのままスコアレスでハーフタイムを迎えた。

 後半最初の決定機もゲンク。2分、右コーナーキックのチャンスからDFジョン・ルクミと伊東が立て続けにシュートを狙うも、相手守備陣にブロックされる。同8分にはペナルティエリア右を伊東が攻め込むも、折り返しを狙ったボールは相手にカットされ、決定機をものにすることはできなかった。

 ゲンクはますます伊東に攻撃を委ねる形が続く中、後半23分には一番のビッグチャンス。MFクリスティアン・トルストベットからのパスを受けた伊東がエリア内右を突破し、柔らかいラストパスを送ると、ヌアチュがワンタッチで押し込んだ。だが、伊東にオフサイドがあったとしてVARが介入。ゴールは認められなかった。

 後半28分、伊東はまたしても右サイドを突破し、ふんわりとしたクロスにヌアチュが頭で合わせるも、またも枠を捉えることができず。同35分には味方のクリアボールに反応した伊東が爆発的なスピードで裏に抜け出そうとしたが、ファウル覚悟でユニフォームを引っ張られ、ゴール前にたどり着くことはできなかった。

 ところが後半アディショナルタイム2分、伊東が自慢のドリブルからついに結果を出した。右サイドで味方のパスを受け、鋭い持ち出しから対面の相手を一気に振り切ると、ファーサイドに高速クロスを供給。ピンポイントのボールにオヌアチュが合わせ、先制ゴールが決まった。試合はそのままタイムアップ。伊東の劇的な先制アシストで、ゲンクが白星発進を果たした。

●海外組ガイド
●ヨーロッパリーグ(EL)21-22特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP