マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が観客動員数を増やすよう呼びかけて批判を受けたことついて、自身のコメントの意図を補足した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

　15日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のライプツィヒ戦(○6-3)では、5万5000人収容のエティハド・スタジアムに3万8062人の観客が来場。グアルディオラ監督は試合後、18日のプレミアリーグ第5節サウサンプトン戦に向け、「次の土曜日の試合では、もっと多くの人々に来てもらいたい」と語った。

　この発言に異を唱えたのが、シティの公式サポーターズクラブの事務局長であるケビン・パーカー氏だ。グアルディオラ監督の呼びかけに「驚いた」という同氏は「それが彼と何の関係があるのかは分からない。彼は水曜日の夜8時にエティハドで行われる試合を観に行くことが困難な人たちがいることを理解していない」と述べ、ファンの事情に配慮するよう求めた。

「彼らには子供がいて、お金に余裕がないかもしれないし、新型コロナウイルスの問題もある。彼がそれについてコメントする理由が分からない」

「彼は世界最高の指揮官であることは間違いないが、可能な限り最高の方法で、それに専念するべきだと思う」

　これに対し、グアルディオラ監督は記者会見で「私は試合後、スタジアムが満員でなかったことに失望したと言っただろうか?」とニュアンスの食い違いを主張している。

「私は自分が言ったことについて謝罪するつもりはない。私が言ったのは、私たちにはサポートが必要だということだ。何人来るかは問題ではないが、私たちには応援が必要なので、試合を楽しみに来てほしい」

「私はいつも、もしみんなが(スタジアムに)来たいと言ってくれるなら、信じられないほど感謝すると言っている。なぜなら、ゲームがどれほど難しいかを知っているし、私たちはみんなを必要としているからだ」

「私はなぜ人々が来ないのかと問うことはない。来ることができないなら来なくてもいいんだ」

　また、グアルディオラ監督は平日のナイトゲームに駆けつけたサポーターに「ライプツィヒ戦での応援には心から感謝している」とも話した。

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