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バルセロナ、クーマン解任で調整中…マルティネスが新指揮官の最有力に

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ロナルド・クーマン監督は解任間近か

 バルセロナロナルド・クーマン監督の解任で調整しているようだ。『Goal』の取材で明らかになった。

 昨夏に現役時代に活躍した古巣バルセロナの新指揮官に就任したクーマン監督。1年目はラ・リーガ3位、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)ではラウンド16で敗退となるも、2年ぶりのタイトルとなるコパ・デル・レイ制覇に輝いた。

 しかし、今シーズン開幕前にリオネル・メッシの退団が決定すると、チームは波に乗り切れない状況が続く。リーグ戦の成績は2勝2分けで、欧州CLに至ってはグループリーグ初戦でバイエルンに0-3の完敗を喫した。

 バルセロナの理事会はそんな現状を受けて、クーマン監督と道をともにしないことを決めた様子。しかし国内外で過密日程が続くことから、クラブ首脳陣は解任に適切な時期を検討するようだ。少なくとも10月中旬のインターナショナルブレイクまでは同指揮官がチームを率いることになる。

 バルセロナが早急に指揮官交代に踏み切れない理由として、クーマン監督の後任がまだ見つかっておらず、指揮官解任による財政面でのデメリットも大きいことが考えられる。契約解除には、1200万ユーロ(約15億円)程度が掛かるとされている。

 なおバルセロナが新指揮官候補として白羽の矢を立てるのは、ロベルト・マルティネス監督。ベルギー代表を率いる同指揮官は、10月にUEFAネーションズリーグファイナルズを控えており、再びトロフィー獲得に失敗すればバルセロナからのオファーに応じる可能性があるようだ。ただし、現時点で交渉は開始されていない。

 また、度々古巣に帰還するのではないかと予想されているチャビ・エルナンデス監督だが、カタールのアル・サッドとの契約に縛られていることもあり、ジョアン・ラポルタ会長をはじめとする理事会のファーストチョイスではないようだ。

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