beacon

イタリアサッカー連盟がロゴを一新、伝統のスクデットを廃止しボールを模した新デザインに

このエントリーをはてなブックマークに追加

写真左がラポ・エルカーン氏

 イタリアサッカー連盟(FIGC)は4日、ミラノで行われた新エンブレム発表会において、これまでのデザインを一新したロゴをお披露目した。

 ロベルト・マンチーニ指揮下で目覚ましい躍進を見せ、1年遅れで開催されたEURO(ユーロ)2020を制したばかりのイタリア。長らく、小さな盾(スクデット)にトリコローレ(三色旗)を模したFIGCのロゴを胸に戦ってきた。

 しかしFIGCは「伝統から脱却し未来への挑戦」として、近年、親しまれてきたデザインを踏襲せず、新たなロゴの下、新たな歴史を刻んでいくことを発表。また、ドイツやスペイン、ベルギーなどにならい、連盟のロゴマークとユニフォームのロゴを区別する意向も示している。

 新たなデザインは、カルチョ初期のサッカーボールからインスピレーションを得た円形。背景色は、アッズーリのチームカラーである青色となっている。また円の上下2か所にイタリア国旗が配され、その中央に「FIGC ITALIA」の文字が並ぶ。円の上方には、ワールドカップでの優勝回数を意味する4つ星もデザインされている。

 デザインを担当したのは、フィアットやユベントスの元会長ジャンニ・アニェッリ氏の孫、ラポ・エルカーン氏が会長を務めるインディペンデント・アイディアズ。エルカーン氏は、「FIGCのロゴのデザインを担当したことは、極めて光栄であり、うれしく思う。このロゴは、連盟の栄えある伝統とイタリアのイノベーションと権威を融合させたデザインになっている」と語った。
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP