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超タレント軍団ベルギーは“永遠の優勝候補”なのか…指揮官「選手たちに優勝しなければという重圧がある」

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ベルギーは大逆転を許し、準決勝敗退

 ベルギー代表は7日のUEFAネーションズリーグ準決勝でフランス代表に敗戦。前半2点先取から後半3失点を喫し、逆転を許した。試合後、ロベルト・マルティネス監督が試合を振り返る。『beINスポーツ』が伝えた。

 FIFAランク首位を保持し続けるベルギーは、またしても悲願の主要国際大会で優勝を果たせなかった。フランスは2018年ロシア・ワールドカップ準決勝で敗れている因縁の相手。リベンジすべく、前半から猛攻を仕掛けると、前半37分にMFヤニック・カラスコが先制点を挙げる。さらに40分にはFWロメル・ルカクが追加点。前半を2-0と最高の形で折り返した。

 しかし、後半に悪夢が待っていた。後半17分にFWカリム・ベンゼマに1点を返されると、22分には痛恨のPK献上。FWキリアン・ムバッペのゴールで2-2と追いつかれてしまう。その後は再び拮抗状態。42分にはカラスコのクロスにルカクが合わせ、ゴールネットを揺らすも、ルカクにオフサイドが認められてノーゴール。そして、45分にMFテオ・エルナンデスに逆転ゴールを決められた。

 ルカクやMFケビン・デ・ブライネ、FWエデン・アザール、GKティボー・クルトワといった黄金世代を擁するFIFAランク首位のベルギーだが、いまだに主要な国際タイトルは取れていない。直近でも18年ロシアW杯は準決勝で敗れ、EURO2020は準々決勝敗退。そして、ネーションズリーグでも決勝進出を逃している。指揮官は試合結果を「残酷」と表現した。

「この世代はトロフィーを取らなければならないという重圧を感じている」

「後半開始時、私たちは感情に負け、決勝に行かなければという負い目からできるだけ早く試合を終わらせたいと思ってしまった」

「前半を見てもらえたように、連係面や努力の問題ではないんだ。改善はしているが、後半開始とともに感情に揺さぶられてしまった。クオリティー面で彼らを責めることができない」

「選手たちの労をねぎらわなければいけない。常に全力を尽くしている。痛恨の敗戦だが、来年にはまた重要な大会がある。この残酷な経験を生かして、また成長したいと思う」

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