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「勘違いされるようなことも…」「妻との最初のデートの条件もレッズの試合」槙野智章が愛す浦和レッズ、夢は“新庄剛志”

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 今シーズン限りで契約満了による浦和レッズ退団が決まったDF槙野智章が17日にオンラインで会見を行った。公式サイトによると、槙野は「11月5日に言われて、時間は経ちましたが、今になっても自分の中で答えを導き出せていません。整理がついていない状況です」と戸惑いがあることを素直に明かしている。

 広島の下部組織出身の槙野は、2006年にトップチームに昇格。“調子乗り世代”の一員としてU-20ワールドカップに出場するなど、世代のトッププレーヤーとして活躍すると、10年12月にケルンに移籍し、初の海外挑戦。12年より浦和に加入し、再びJリーグに活躍の場を移していた。

 10年前に加入する際、槙野は「まずはチームの結束を深めることと、チームとファン・サポーターが一体となって戦うこと、プラス、フロントフタッフも同じ方向を向いて戦わなければいけない」と思ったという。そこで提案したのが、「試合後に『We Are Diamonds』をみんなで歌うこと」。最初はいろいろな意見を言われたというが、「こういうことをやりたかったんだよね」といったサポーターの声に励まされたと振り返る。

「少し勘違いされるような受け取り方をされることもありましたが、そばにいてくれたのはレッズの選手やスタッフ、ファン・サポーターでした。自分が言ったこと、やったこと、行動を起こしたことは僕の財産です」

 槙野は18年1月に女優の高梨臨さんと結婚。交際のきっかけが「浦和レッズ」だったことを明かすと、「最初のデートをゲットしたのもレッズの試合が条件。レッズで1試合2ゴール取るという条件を僕が突きつけて、それを達成できたからデートにこぎつけて結婚できました。妻にとっても浦和レッズはかけがえのない特別なチームだと思います」としみじみ話した。

 浦和のチームメイトに退団を報告した際は「『冗談だろ?』『動画回っているんだろ?』とか言われました」と“ドッキリ”と勘違いされたという。「契約のことに関しては、チームのことなので全てをここでお話しするのは難しいですが、通達されたときには『まさか自分が』という思いは正直ありました。11月5日に受けて、今日は11月17日ですが、毎日泣いています。やってきたことに悔いはないですが、終わり方、このチームを去る形は心残りです」。

 今後については「時間をかけてでも今の自分の状況をしっかりと整理して、今後の自分に何が必要なのか、自分が何を求めているかを考えて整理して、次のステージに向かっていきたい」と話すにとどめた。

 ただし将来的には監督になる夢があるようで、現在はB級ライセンスを受講中だと明かす。「次の目標として、監督になって帰ってきたいと思っています。今は新庄剛志さんが野球界を盛り上げていますが、『あの選手を観たい』と思ってスタジアムに行くファン・サポーターは多いと思いますが、『あの監督を観に行きたい。あの監督が指揮するチームを観たい』と思ってもらえるような監督になって戻ってきたいと思っています」。34歳DFの挑戦はこれからも続いていく。

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