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「苦しかった」2021年を経て、成長を誓う柏DF古賀太陽

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38節中37試合で先発した柏DF古賀太陽

[12.4 J1第38節 柏2-3大分 三協F柏]

 ホームでのリーグ最終戦、柏レイソルは前半のうちに大分トリニータに2点を先行される苦しい展開に。後半、4-4-2から3-4-2-1へとフォーメーションをシフトし、ミラーゲームに持ち込むと、すぐさま同点に追いつく。しかし、3点目は遠く、逆に大分に3点目を許して2-3で敗戦。勝ち点41の15位で、柏は2021シーズンを終えた。

 昨季に続いてチーム最多出場(37試合)となったのは、DF古賀太陽だ。チームは4バックと3バックを併用して戦った中でも、本職のSBだけでなくCBでもプレー、最終ラインの柱としてシーズンを戦い抜いた。

「苦しかった」。23歳のDFは激動の2021年を終えて、想いを吐露した。

 日程が延期となったルヴァン杯決勝を1月4日に戦い、翌月27日にはリーグ開幕戦を迎えていた。FWオルンガとGK中村航輔という攻守の柱が抜けた中、序盤から順位はふるわず、一時はJ2降格圏まで順位下げた。残留を確定させたのは第35節で、シーズン中の最高順位は10位と低迷した。個人としても、東京五輪直前までU-24日本代表のメンバーに名を連ねながら、惜しくも選外となっていた。

 MF大谷秀和が長期離脱を強いられた今シーズン、MF江坂任が移籍して以降は古賀の腕に赤いキャプテンマークが巻かれた。指揮官からの信頼の証でもある一方で、「自分自身のパフォーマンスに、目を向けられてない時間も多かった」とその重責を感じずにはいられなかった。

「チームをよくしていくために、何かどうこうできたのかと言われると、まだまだ足りない」。キャプテンとしての自らを叱責するも、「ポジティブにとらえれば、なかなかできる経験ではない」と前を向く。「来年につなげていかないといけない」。来季、さらに成長した背番号4の姿を見ることができるはずだ。

(取材・文 奥山典幸)
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