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久保建英がA・マドリーから劇的決勝弾!! 名手GKオブラクの股抜く完璧フィニッシュ

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MF久保建英が決勝ゴール

[12.4 ラ・リーガ第16節 A・マドリー1-2マジョルカ]

 ラ・リーガは4日、第16節を各地で行い、MF久保建英所属のマジョルカアトレティコ・マドリーに2-1の逆転勝ちを収めた。負傷明けの久保は2試合連続のベンチスタートで、後半29分から出場。後半アディショナルタイムに今季初ゴールとなる劇的な決勝ゴールを突き刺した。

 前節のヘタフェ戦で後半23分からピッチに立ち、右膝半月板の負傷から2か月ぶりに復帰した久保。今節も引き続きベンチスタートとなり、所属元レアル・マドリーのライバルクラブであるA・マドリーの本拠地、ワンダ・メトロポリターノに乗り込んだ。

 試合は前半11分、A・マドリーに早くもアクシデント。DFステファン・サビッチが負傷し、DFマリオ・エルモソが送り込まれた。それでもA・マドリーの主導権は変わらず、同18分にはMFロドリゴ・デ・パウルのパスを受けたDFレナン・ロディが惜しいシュート。一方のマジョルカは同36分、セットプレーのこぼれ球から放たれたMFイ・ガンインのミドルシュートがわずかに外れた。

 試合が動いたのは後半23分だった。A・マドリーはMFコケがペナルティエリア右にロングフィードを送り込むと、これに絶妙なタイミングで抜け出したMFアンヘル・コレアが反応し、鋭いフェイントから折り返しのボールを供給。ニアで合わせたFWマテウス・クーニャのシュートは一度は阻まれたが、浮いたボールを押し込んだ。

 するとマジョルカは後半29分、MFアントニオ・サンチェスに代わって久保を投入。すると同35分、マジョルカが同点に追いついた。敵陣左サイドで獲得したFKをイ・ガンインがゴール前に放り込むと、DFフランコ・ルッソが反応。ハイジャンプでエルモソに競り勝ち、高い打点からのヘディングシュートを突き刺した。

 その後は再び劣勢となったマジョルカ。しかし、最後にドラマが待っていた。後半45分、味方のクリアボールを自陣で拾った久保はヘディングのパスでFWアンヘル・ロドリゲスに預けると、ゴールに向かって突進。オフサイドを回避しながらアンヘルからのリターンパスを受け、GKとの1対1を迎えると、左足で名手GKヤン・オブラクの股下を撃ち抜いた。

 そのまま試合はタイムアップ。久保の今季初ゴールがA・マドリーを破る決勝点となり、マジョルカは8試合ぶりの白星を収めた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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