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[MOM3694]阪南大高FW鈴木章斗(3年)_湘南内定、プリンス関西得点王がクラセン2位相手にヘッド2発!

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前半15分、阪南大高FW鈴木章斗主将(右)が先制ゴールを喜ぶ

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.10 高円宮杯プレミアリーグプレーオフ1回戦 札幌U-18 1-3 阪南大高 広島一球]

 湘南内定、プリンスリーグ関西得点王のストライカーがクラブユース選手権準優勝の札幌U-18相手に2得点を叩き出した。阪南大高は立ち上がりからピンチもある中で迎えた15分、左CKを得ると右WB今西一志(2年)が右足キック。これをファーサイドのFW鈴木章斗主将(3年=ガンバ大阪Jrユース出身)がDF2人と競りながら頭でゴールへ叩き込んだ。

「ああいう形であまり点を決められたことはなかったので、自分でもビックリしています」と鈴木。この日は札幌トップチームへ昇格するCB西野奨太(2年)との対戦で力を試されるゲームだったが、競り勝ってゴールを決めた鈴木はその後も前線で持ち味のハイボールを胸で収める力や足先でのコントロール技術の高さを発揮する。

 PAで折り返しを受けながらシュートへ持ち込めず、味方に謝るシーンも。だが、注目エースは後半34分、MF櫻井文陽(3年)の左サイドからのFKを巧みに頭で合わせて2点目を奪い取った。

 プリンスリーグ関西は12得点で得点王(他1人)。強豪相手に2得点をマークした鈴木は、「(夏に比べて)得点力というところはちょっと上がってきたのかなと思います。結果に繋がっているのは練習から意識しているのでこういうゲームに繋がっていると思います」と結果を残せていることを喜ぶ。

 一方で「まだまだ守備で貢献しなければいけないと思った試合なので……。これで終わりじゃないので、もっと成長しないといけない」と反省。川崎F U-18との2回戦で勝つためにも鈴木の得点は必要だが、エースは得点以外の部分にもよりこだわって勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)
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