beacon

伊藤洋輝は今後左サイド起用も…シュツットガルト監督、前節終盤にWBに動かした理由語る

このエントリーをはてなブックマークに追加

シュツットガルトのDF伊藤洋輝

 シュツットガルトは現地時間14日に行われるブンデスリーガ第16節でバイエルンをホームに迎える。この一戦でDF伊藤洋輝は左ウイングバック起用の可能性があるようだ。

 夏にJ2リーグのジュビロ磐田からレンタルでシュツットガルトに加わった伊藤は当初2軍送りが予定されていたものの、前半戦も残すところ2試合の現時点ですっかりレギュラーに定着。3バックの中央や左の位置で公式戦9試合連続スタメン出場中の22歳の左利きは、先月第13節マインツ戦で加入後初ゴールも奪い、存在感を高め続けている。

 そんな彼だが、今後さらに新境地を切り開くことになるかもしれない。ペレグリーノ・マタラッツォ監督は2-0で制した前節ボルフスブルクとのアウェー戦(11日)にて、背中の問題で欠場した左ウイングバックのボルナ・ソサの代わりにウインガーのタングイ・クリバリを先発起用すると、74分にはその位置に左側のセンターバックでスタートしていた伊藤を移動。そして、指揮官は試合後の会見でその起用法についてこのように語った。

「イトウはそこでプレーできるため、最初からそのフォーメーションを使う考えもあった。イトウと(マーク・オリバー)ケンプフの同時起用も検討していたということだ。終盤にはイトウといった守備的なサイドの選手がいたのは大きかった。クリバリは彼側(で相手攻撃)をいつも完全に抑え込むことができなかったので、より守備的な戦法を選んだんだ」

 現地では精度の高いフィードやデュエルでの勝負強さ、188cmと長身ながら34km/h以上のスピードが評価される伊藤。ソサの離脱が続く中、マタラッツォ監督はバイエルン戦に向けた会見では「決断はまだ下していない」と手の内を明かさなかったものの、伊藤のウイングバック起用を少なくとも一つのオプションと見るようだ。

●海外組ガイド
●ブンデスリーガ2021-22特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP