beacon

[MOM3710]習志野DF菅野瑚白(2年)_伝統校の新たな柱。隣で学んだ先輩CBのようなDFリーダーに

このエントリーをはてなブックマークに追加

習志野高CB菅野瑚白主将は安定した守備で無失点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.26 YOKOYAMA MEMORIAL CUP決勝T1回戦 清水東高 0-0(PK4-5)習志野高 グリーン土合グラウンドB面]

 前回大会準優勝の習志野高(千葉)は相手の間を取りながら前進し、チャンスも作り出したが無得点。それでも、清水東高(静岡)のショートカウンターやオープン攻撃でゴール前のシーンを作り出されながらも無失点でPK戦勝利に繋げた。

 金子大助監督は特に後方でチームを統率した主将を評価。そのCB菅野瑚白(2年=エクサス松戸出身)は、「一番は無失点で抑えることなんですけれども、ポジション的にスライドとか大事なので、声を掛けてマークの受け渡しとか1対1で負けないことを心がけています」というプレーを落ち着いて表現していた。

 この日は清水東の注目1年生FW山崎太耀とマッチアップ。「強く行き切れないところがあったので、ノーファウルでしっかり奪い切ることを意識していきたい」と首を振る。そして、「(180cmの高さを活かした)ヘディングとロングフィードが得意だと思っているので、そこをもっと活かして、しかももっと伸ばして行きたいです」とさらに武器を伸ばすことを誓っていた。

 菅野は今年、3年生がいる中でもレギュラーを務めてきた。隣でプレーしていたのは、千葉県を代表するCBの一人だったDF細井響(3年)だ。「憧れですね。常に落ち着いているというのと色々周りを見れている。そこでキレイなロングキックとか、相手の嫌なところを突いているので、自分も周りもっと見て、相手が嫌がるところを探して、そこに良いキックを蹴っていきたいです。あれくらいのキックと安全なプレーを目指しています」という。

 選手権予選では独特の雰囲気の中で普段のプレーができなかったと感じている。それだけに、「周りを気にしないで、常に全力と言うか。プレーを変えない。そのために努力をして努力で絶対的な自信をつけていきたいです」。絶対の自信を身につけて、チームを全国へ導くという目標がある。

 新チームは練習試合で来年プレミアリーグへ昇格する桐生一高(群馬)やプリンスリーグ東海勢の富士市立高(静岡)に勝利。またこの日も静岡の伝統校に勝利と、手応えのあるスタートを切った。「みんな上を目指していて、みんな絶対に全国に出たいという気持ちを持っているので、それをみんなで理解し合って努力しまくって強くなりたいです」という主将が仲間たちとともに努力を重ねて、1年後の選手権に出場する。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
全国ユース招待サッカー大会~YOKOYAMA MEMORIAL CUP2021~ 大会特設ページ

TOP