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ディバラやカバーニらを輩出のパレルモ元会長ザンパリーニ氏が死去…4か月前に息子を失う

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 パレルモのマウリツィオ・ザンパリーニ元会長が1日、亡くなった。80歳だった。シチリアの地元紙『ジョルナーレ・ディ・シチリア』など、複数メディアが伝えている。

 イタリア北東部のフリウリ出身のザンパリーニ氏は、ポルデノーネやベネツィアを経て、2002年にパレルモの会長兼オーナーに就任。長らく下部リーグで戦っていたクラブをセリエAへと導き、会長職は2017年までの15年間、オーナーは2018年までの16年間にわたって務めた。在任中は、指揮官の解任が極めて多く、“監督のクビ切り”で有名だった一方、アルゼンチン代表のパウロ・ディバラやウルグアイ代表エディンソン・カバーニ、さらにはイタリア代表アンドレア・ベロッティや引退したアンドレア・バルザーリ、ルカ・トニなど、数々のスター選手を輩出したことでも知られる。

 ザンパリーニ氏は、昨年12月24日にウディネ市内の病院に入院。腹膜炎の緊急手術を受けたのち、回復したことから、同26日に退院していた。しかし『ガゼッタ・デロ・スポルト』によれば、元パレルモ会長は、結腸の問題により、数日前からラベンナの病院へ入院していたが、2日未明、合併症により亡くなった。

 なお、ザンパリーニ家では、昨年10月にも悲劇が襲っている。ザンパリーニ氏の息子で、当時23歳のアルマンド氏が留学先のロンドンで虚血によりこの世を去ったばかりだった。
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