レアル・マドリーに所属するクロアチア代表MFルカ・モドリッチの行動が話題を集めている。アメリカ『ESPN FC』の公式ツイッター(@ESPNFC)が動画付きで伝えた。

　同メディアが取り上げたのは、3日に開催されたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準々決勝のビルバオ戦(●0-1)で起きたシーンだ。

　モドリッチは試合開始40秒頃、右サイドのタッチラインを割りそうになったボールを追いかけたが、間に合わずに右足でキック。LED看板を直撃したボールは大きくはね返り、遠くに飛んだ。

　すると、モドリッチの目の前にいた前列のファンたちが立ち上がって激怒。モドリッチを追いかけていたDFユーリ・ベルチチェも異議を唱えるようなジェスチャーを見せた。

　同メディアが「ビルバオのファンはそれ(モドリッチの行為)が気に入らなかった」として動画付きで投稿したツイートに対し、ファンからはモドリッチを批判する声が寄せられている。

　その一方で「まだ1分も経ってないのにもう怒っているのか」「当たらなかったのに…」「彼は何もしていない。ヨーロッパのファンは不思議だ」といったコメントも。さらにバルセロナ時代のFWリオネル・メッシ(現パリSG)がレアル戦の同じようなシチュエーションで実際にスタンドのファンにボールを蹴り当てていたことを指摘し、むしろ「モドリッチは天使」と冗談交じりに擁護するような声もあった。

　なお、試合は後半44分に生まれたMFアレックス・ベレンゲルのゴールにより、ビルバオが1-0で勝利。レアルは3シーズン連続でベスト4を前に敗退となった。

Athletic Club fans didn't like that pic.twitter.com/haZ6G7Xctg

— ESPN FC (@ESPNFC) February 3, 2022

---

●ラ・リーガ2021-22特集
●コパ・デル・レイ2021-22特集