beacon

ピッチ乱入の猫…人懐っこいその様子から意外な事実が判明

このエントリーをはてなブックマークに追加

試合中、猫はたびたび乱入する

 イングランド3部相当のEFLリーグ1は8日、シェフィールド・ウェンズデーとウィガンが対戦し、シェフィールド・Wが1-0で勝利。終了直前に猫が侵入する珍事が発生した。

 前半をスコアレスで終えた試合は、後半8分に動く。シェフィールド・Wは獲得したPKをMFバリー・バナンが決め切り、先制点を奪った。その後も、両者は激しい打ち合いでゴールを狙うが、スコアは動かない。

 90分間が過ぎ、試合終了間際へ。すると1点差の接戦の最中、まさかの乱入者が現れた。猫である。追いかけるウィガンDFジェイソン・カーをしり目に、抜群のフットワークでマークをはがす。相手が手を出すと、ファウルといわんばかりに大袈裟にピッチに倒れ込んだ。相手の油断を誘うと、再び軽やかにステップを踏み、会場を沸かせた。

 最後はカーに捕まり、そのままおとなしくピッチ外へと運ばれていった。やたらと人懐っこい猫。この後、事態は意外な形に進展する。

 英『JOE』によると、この猫は7か月以上も行方不明になっていたという。飼い主のアリソン・ジャブ氏が昨年6月にシェフィールドにある猫預り所に行った際に逃走。そのまま姿をくらましていた。

 捕獲された猫は獣医に連れていかれ、検査をされた。埋め込まれたマイクロチップにより、飼い主が判明したという。飼い主のジャブ氏は待望の再会に喜びを語る。

「去年の6月、私たちが遠出をするので猫預り所に連れて行ったのですが、そこから逃げ出して、そのまま消息不明になっていました。昨夜、義理の娘が試合を観ていたら、ピッチに猫がいると電話をくれたんです。最初は冗談かと思っていましたが、うちの猫と判明し、連絡がきました」

TOP