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マジョルカ久保建英が連勝導く大仕事!! ユニ脱ぎ喜び爆発も記録はまさかのオウンゴール

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喜びを爆発させたマジョルカMF久保建英

[2.14 ラ・リーガ第24節 マジョルカ3-2ビルバオ]

 ラ・リーガは14日、第24節を行い、MF久保建英所属のマジョルカビルバオに3-2で勝利した。前半のうちに2-0とリードし、後半に立て続けの失点で追いつかれたが、終了間際に久保のシュートが相手のオウンゴールを誘って決勝点。今季2度目の連勝を果たした。

 両チームを通じた最初の決定機は前半14分。マジョルカのGKセルヒオ・リコがまさかのキックミスでエリア内のビルバオFWオイハン・サンセにボールを渡してしまい、横パスからFWラウール・ガルシアがシュートを狙う。だが、ターンしながらヒールで放ったボールは左に外れ、マジョルカにとっては命拾いとなった。

 対するマジョルカはその後、右サイドを中心に攻撃を展開。その先鋒を担った久保は高い位置でのボール奪取や積極的なドリブルで存在感を放っていた。すると前半21分、右サイドバックのDFパブロ・マフェオがMFサルバ・セビージャとのワンツーでエリア内に侵入すると、相手DFに倒されてPKを獲得。これをセビージャが決め、貴重な先制点を奪った。

 さらにマジョルカは前半30分、P・マフェオのロングスローが相手のクリアミスを誘い、ボールが高く浮き上がると、194cmのFWベダト・ムリキが競り勝ってボールがゴール前へ。これにいち早くアプローチしたFWアンヘル・ロドリゲスがバイシクル気味のボレーシュートで叩きつけ、追加点も奪った。

 その後もマジョルカは果敢に攻撃を続け、前半37分には左サイドからのクロスに対して中央に絞った久保がボレーシュート。これは相手GKに阻まれたが、チーム全体がボールを落ち着かせる意識を持つ中、久保がうまくスペースに顔を出しながらパスを引き出し、危なげない形でハーフタイムを迎えた。

 後半もマジョルカの勢いは衰えず、8分にはS・セビージャが左CKを直接狙い、相手GKを強襲する。ところが同14分、ビルバオの横パスを久保がカットし切れずにL・ガルシアのポストプレーを許すと、右サイドをDFユーリ・ベルチチェに崩され、グラウンダーでのクロスをL・ガルシアに押し込まれて1点差となった。

 これで流れが一変。ビルバオは後半15分、O・サンセが左サイドをのドリブル突破でCKを獲得すると、MFイケル・ムニアインのキックがマジョルカゴールを襲う。マジョルカのニアサイドにはP・マフェオら人数は揃っていたが、誰も触れることができず、ファーに飛び込んだ途中出場MFアレハンドロ・ベレンゲルに押し込まれ、早くも同点に追いつかれた。

 その後は再びマジョルカが攻勢を強め、ムリキや途中出場のMFイ・ガンイン、P・マフェオが次々に相手の守備陣に脅威を与える。後半35分には右サイドからのFKを久保がファーに蹴り出すも、惜しくも味方には合わず。対するビルバオも同40分、途中出場のFWイニャキ・ウィリアムズが強烈な左足シュートでゴールに迫るが、マジョルカ守備陣が立ちはだかる。

 すると後半43分、マジョルカに勝負を決める1点が入った。ゴールを導いたのは久保。イ・ガンインとのショートCKから中央にパスを送った久保はそのままエリア内に侵入すると、ムリキが収めたボールを拾って角度のないところから左足一閃。東京五輪でも対戦したGKウナイ・シモンのブロックしたボールがポストに当たり、ゴールマウスに吸い込まれた。

 久保はユニフォームを脱いで喜びを爆発。記録はまさかのオウンゴールとなり、昨年12月4日のA・マドリー戦(○2-1)以来となるゴールとはならなかったが、またしても勝負を決める結果を出した。ゴールパフォーマンスでイエローカードを受けた久保は後半45分に交代し、ホームの大歓声に見送られながらベンチへ。そのまま試合はタイムアップを迎え、マジョルカが第2〜3節以来となる連勝を収めた。

 なお、久保はゴールこそ認められなかったが、この試合のキング・オブ・ザ・マッチに選出された。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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