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前半3発で勝負あり!! リバプールが10年ぶりFA杯決勝へ…シティは後半反撃もあと一歩及ばず

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リバプールがFA杯決勝進出

[4.16 FA杯準決勝 マンチェスター・C 2-3 リバプール]

 FAカップは16日、ウェンブリー・スタジアムで準決勝を行った。日本代表FW南野拓実が所属するリバプールマンチェスター・シティに3-2で勝利。2012年以来の決勝進出を決めた。なお、南野はメンバー外。公式戦ここ5試合で出場から遠ざかっている。

 10日のプレミアリーグ第32節で対戦した両者は、2-2の激闘から早6日で再戦。UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦を挟んで、中2日でFA杯準決勝を迎えた。

 すると、試合は立ち上がりからリバプールペース。マンチェスター・Cは、正守護神GKエデルソン・モラエスに替えて先発起用したGKザック・ステッフェンから始まるビルドアップが上手くいかず、前進することができない。

 そんな中、リバプールが先に試合を動かした。前半9分、左サイドでコーナーキックを得たリバプールは、MFアンドリュー・ロバートソンが左足で蹴り込んだボールにDFイブラヒマ・コナテがヘディング弾。幸先良く先制に成功する。

 さらに前半17分、リードを奪い、より前向きになったリバプールが前線からのプレッシャーで追加点を挙げる。マンチェスター・Cが最終ラインでボールを持つと、DFジョン・ストーンズがGKにバックパス。FWサディオ・マネのプレッシャーを受けたステファンがボールコントロールを誤ると、そこをマネが突いてゴールネットを揺らした。

 勝利に3点が必要となったマンチェスター・Cは、前線からの守備を強めて相手陣地でボールを奪うも、ゴールが遠い。すると、逆に失点を喰らってしまう。前半45分、リバプールはMF{{チアゴ・アルカンタラ}がDFトレント・アレクサンダー・アーノルドとのワン・ツーでボックス内に切り込むと、右のマネに浮き球のパス。このボールをマネが右足で捉えると、地を這うシュートは、手を伸ばしたステファンとゴール右ポストのわずかな隙間を通り、吸い込まれていった。

 3点ビハインドで後半へ折り返したマンチェスター・C。それでも、開始早々に1点を返す。後半2分、ボックス内右でスルーパスを受けたFWガブリエル・ジェズスがドリブルで切り込み、1枚交わすと、真横のFWジャック・グリーリッシュに平行パス。グリーリッシュのアウトに掛けたシュートは、ゴールカバーに入ったアーノルドが届かないゴール左隅に突き刺さった。

 2点を追うマンチェスター・Cは、後半25分に決定機を迎えた。MFベルナルド・シウバがハーフライン付近でリバプールのパスをカットすると、ルーズボールを拾ったグリーリッシュがセンターバックの間に絶妙なスルーパス。しかし、これに抜け出したジェズスのシュートはGKアリソン・ベッカーに阻まれ、ゴールを奪うことができなかった。

 後半27分にはリバプールに追加点のチャンス。ペナルティーエリア内でDFオレクサンドル・ジンチェンコがGKに頭で戻したボールが弱くなると、そのミスを突いたFWモハメド・サラーがループシュート。だが、枠を捉えることができない。

 すると、後半アディショナルタイム1分にマンチェスター・CがB・シウバのゴールで1点差に詰め寄る。それでも、試合終盤の猛攻を凌いだリバプールが3-2で逃げ切り、10年ぶりの決勝に駒を進めた。

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