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今季初先発の南野拓実が同点弾! リバプールが接戦制して最終節での逆転優勝へ望みをつなぐ…首位との勝ち点差「1」

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リバプールが優勝へ望みつなぐ

[5.17 プレミアリーグ第37節 サウサンプトン 1-2 リバプール]

 プレミアリーグは17日、第37節を開催した。14日にチェルシーとのFA杯決勝(0-0/PK6-5)を戦ったリバプールは敵地でサウサンプトンと対戦。2-1で接戦を制し、最終節での逆転優勝に望みをつないだ。

 リバプールに所属する日本代表FW南野拓実は3月20日に行われたFA杯準決勝のノッティンガム・フォレスト戦以来の公式戦出場。リーグ戦でのプレー機会は、2月19日の第26節・ノリッジ戦から遠ざかっていた。南野は右のウイングで今季初先発を果たすと、前線で流動的に動いて1ゴールをマーク。フル出場で勝利に貢献した。

 リバプールはリーグ戦2試合を残して現在2位。同節をウエスト・ハムと引き分けた(△2-2)首位マンチェスター・シティの背中を勝ち点「4」差で追っている。逆転での優勝に向けてポイントを落とせないリバプール。しかし、先にスコアを動かしたのはサウサンプトンだった。

 前半13分、自陣でリバプールのボールを奪ったサウサンプトンはそこからカウンター開始。左サイドでボールを受けたDFネイサン・レドモンドがそのまま駆け上がると、カットインから右足を振り抜く。シュートはGKアリソン・ベッカーの届かないゴール右隅に吸い込まれ、ホームチームが先制に成功した。

 1点を追うリバプールは前半18分にFWロベルト・フィルミーノがゴールネットを揺らすもオフサイドの判定。同20分にはペナルティーエリア手前でボールを受けた南野が右足で放ったが、ここはサウサンプトンのGKアレックス・マッカーシーに防がれ、ゴールとはならない。

 それでも、前半26分のことだった。ボックス内右でFWディオゴ・ジョタからボールを受けた南野がニア上を突く強烈なシュート。“古巣”サウサンプトンからゴールを奪い試合を振り出しに戻した。

 その後、主導権を握り続けたリバプールだが追加点は生まれず、1-1で前半を折り返した。リバプールは前半終了間際に膝を痛めたDFジョー・ゴメスに代えてMFジョーダン・ヘンダーソンを後半頭から投入。そのヘンダーソンが中盤からボールを散らし、攻撃を活性化させた。

 リバプールは後半16分、ペナルティーエリア手前左からMFカーティス・ジョーンズが右足を振り抜くも、シュートはゴール右に外れて枠を捉えることができない。同19分のフィルミーノのシュートはGKマッカーシーの正面に。反撃に出たいリバプールは後半20分にMFハービー・エリオットを下げてFWディボック・オリギをピッチに送り込んだ。

 すると、後半22分にリバプールに逆転ゴールが生まれた。左サイドのコーナーキックをDFコスタス・ツィミカスが蹴り込むと、サウサンプトンの選手が触ったボールがゴール前中央に流れる。そのボールをDFジョエル・マティプがヘディング弾。頭で押し込み、リードを奪った。

 リバプールはその後もボールを握り試合を支配。追加点こそなかったものの、点差を守り切り、2-1で勝利した。南野は前線で躍動し、リーグ戦3ゴール目を記録。今季プレミアリーグの優勝チームは最終節に決まる。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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