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好守噛み合う柏、WBとして躍動するDF大南拓磨

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2021年11月7日以来となるゴールを挙げたDF大南拓磨

[5.29 J1第16節 柏3-1清水 三協F柏]

 第13節からは3試合連続無得点、からの大量6ゴール。前節・札幌戦で攻撃陣が爆発した柏レイソルは、ホームで迎えた清水戦でも3ゴールを奪って勝利をおさめた。22得点は、横浜FM、鹿島、C大阪に次ぐリーグ4位の得点力となっている。

 柏の攻撃陣を牽引するMFマテウス・サヴィオは、「いい守備から攻撃に転じる局面が増えてきた」と守備の安定を挙げる。実際、柏の無得点が3試合続いた中でも、黒星が先行しなかったのは守備が安定していたからだ。16試合で複数失点をしたのは、京都戦(●0-2)と鳥栖戦(●1-4)の2試合のみ。失点数は、福岡、広島に次いで、FC東京と並ぶリーグ3位タイだ。

 3バックをベースに戦う柏は、DF大南拓磨、DF高橋祐治、DF古賀太陽が最終ラインのレギュラーを務めてきたが、第13節・G大阪戦以降はDF上島拓巳が最終ラインに入り、大南は右WBとしてプレー。昨シーズンの終盤は4バックの右SBでプレーしていたが、今シーズンは1列高い位置でより攻撃時での関わりも求められている。後半8分にはFW小屋松知哉との連携で右サイドを崩し、FW細谷真大のシュートを演出した。

 清水戦ではセットプレーで、今季初ゴールを挙げた。後半13分、左CKでショートコーナーを使った柏は、FW小屋松知哉がファーサイドの上島にクロスを供給する。「(上島)拓巳くんがファーサイドにいて、絶対そこは競り勝つ」という大南の予期したとおり、上島がヘディングで中に入れたボールを細谷が落としたところを大南が蹴り込み、チーム3点目を記録した。

 ホームでの勝利は4月2日の第6節以来5試合ぶり。「ホームで思うように勝ち点がとれていないゲームが続いていた。今日については、序盤から終盤までわれわれが支配したゲーム」とネルシーニョ監督は快勝劇を喜んでいた。

(取材・文 奥山典幸)
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