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長崎日大は後半にボール握って前進し、同点、PK獲得も…指揮官は流れ取り戻して飲み込む力を求める

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長崎日大高は後半12分、CB吉野克哉が同点ヘッド

[6.9 インターハイ長崎県予選準決勝 国見高 2-1 長崎日大高 長崎市営ラグビーサッカー場]

 アクティブフットボールを掲げる長崎日大高は、2枚替えした後半開始から主導権。ポゼッションを高め、前半やや欠けていた前への姿勢も出していた。

 後半12分には、右CKのこぼれをCB吉野克哉(3年)が同点ヘッド。その後もMF友永響(2年)やMF大町璃史(1年)ら技巧派たちがボールを動かし、FW白石快周(3年)、MF梅野雄大(3年)が鋭い動きでゴールへ迫った。

 そして18分、梅野とのワンツーから左SB高嶺史哉(3年)がPKを獲得。後半に推進力を加えた梅野のPKが止められてしまったが、亀田陽司監督はその後にもう1度ゴールを奪い切る力が不足していたことを指摘する。

「流れを取り戻して飲み込む力があればもう一回行けるんだけど。そこがまだまだ国見さんの方が、力があった」。終了2分前の失点で惜敗。だが、県内のライバルたちが評価するように力はある。選手権で11年度以来の全国大会出場へ。技術力高い選手の多い3年生やポテンシャル備えた右SB田代拓叶(2年)、友永ら下級生がより質を高め、冬に長崎を突破する。

(取材・文 吉田太郎)
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