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大分・高松が残留宣言

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 大分トリニータのFW高松大樹がチーム残留を表明した。11日付のスポーツニッポンによると、複数年契約を結ぶ高松は10日にクラブから勝利給のカットなどを提示されたが、「自分たちの責任で(J2に)落ちた。大幅ダウンは覚悟で大分でやりたい」と宣言した。

 クラブは経営難で主力放出を避けられない状況となっており、DF森重真人FC東京への移籍が決定的。MF金崎夢生が名古屋、鹿島などと交渉しているほか、GK西川周作、DF深谷友基も流出の危機にある。10試合負けなしでシーズンを締めくくったポポヴィッチ監督の去就も流動的となっており、高松の残留宣言は数少ない朗報だ。

 クラブはJリーグから最大6億円の融資を受けることになっており、全額返済に加え、約5億6000万円の債務超過を消さないと再昇格はできないという。高松は「借金を返さないと3位になっても(J1に)上がれないでは選手はモチベーションが折れる。再建計画を何とかしてもらわないと」と注文も付けていた。

(文 西山紘平)

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