首位と好調のベガルタ仙台FW中島裕希が、憧れの存在で大先輩の京都サンガF.C.FW柳沢敦との対戦を心待ちにしているようだ。

　20日に両クラブは対戦するが、中島にとって、柳沢は中学時代のFCひがしジュニアユース、富山一高、鹿島アントラーズと同じ経歴を持つ大先輩。18日の日刊スポーツによると、中島は小学生のころ、柳沢の試合を見に出かけ“一目惚れ”したそうで、「ヤナギさんが何年生だったか覚えてないけど、背番号10をつけて格好良かった。昔の映像を見させてもらって勉強した。自分の持ち味の動きだしとか、裏への飛び出しとか参考にした」と振り返っている。

　だが鹿島では、柳沢は中島が入団した2003年途中にセリエA・サンプドリアに移籍。公式戦で一緒にコンビを組むことはなかった。今はチームは違うが、それでも楽しみにしている。「(鹿島時代に)一緒に練習できたのは3カ月くらい。ヤナギさんが抜けて出番をもらったのが僕だったんで、成長した姿を見せたい」と意気込んでいる。

(文　近藤安弘)