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仙台はいきなり先発の赤嶺が奮闘も、13戦勝ち星なし

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[8.14 J1第18節 仙台1-3G大阪 ユアスタ]

 起爆剤を投入も、相手が悪かった。ベガルタ仙台は強豪・G大阪に力負けして3連敗。これで13試合(4分け9敗)と13試合勝ち星なしとなった。

 この日は、F東京から加入したばかりのFW赤嶺真吾はさっそくデビュー。最前線に構え、持ち味の運動量、献身的な守備、裏へ抜ける動きで奮闘した。

 前半12分に失点したが、後半14分に赤嶺が基点となって一時同点とした。左サイドのスペースを突破して中央へ。これがDFに当たり、こぼれ球をフェルナンジーニョがミドルシュート。これがクロスバーを直撃し、こぼれ球をDF菅井直樹が押し込んだ。

 しかし、その後が粘れない。同点から3分後にMF橋本英朗に勝ち越されると、後半33分にはFW平井将生にダメ押し弾を決められた。

 赤嶺について、仙台によると手倉森誠監督は「 90分アグレッシブに前でボールが収まるし、ゴールに向かう姿勢も示しているし、全員守備と全員攻撃もFC東京のスタイルで合っているし、そうなったときに、彼はこれから核になっていくだろうという手応えを感じました」と高く評価した。

 ただ、結果は出ずに4月4日の鹿島戦を最後に勝ち星がない。指揮官は「ホームで先制点を先にこちらが取りたいという布陣でもあったし、そういったところが悔しいです。ただし、選手は目一杯しかけて挑んでくれたし、残りの16戦で開き直って7つ、8つ勝てれば最低限残れるというところを開き直ってやっていきたいと思っています」と“J1生き残り作戦”を練り直していた。

(文 近藤安弘)

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