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鳥栖が今季初PKで99日ぶりの勝利

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[9.19 J2第26節 札幌0-1鳥栖 札幌厚別]

 コンサドーレ札幌とサガン鳥栖の一戦は、アウェーの鳥栖が終盤のPKで1-0と競り勝ち、6月12日の栃木戦(3-1)以来、実に99日ぶりの勝ち点3を手にした。

 芝の荒れたピッチの影響で、なかなかボールがつながらず、両チームとも序盤はチャンスをつくることができない。札幌は今季初先発のMF上原慎也が積極的に攻め込み、前半12分にはミドルシュートを狙ったが、ゴール上へ。鳥栖も前半28分にこの日最大のチャンスを迎え、左サイドからの折り返しをPA正面で受けたMF衛藤裕が右足を振り抜いたが、シュートはわずかにゴール左へそれた。
 
 互いに決め手を欠き、試合は0-0のまま終盤に入る。ところが、このままスコアレスドローかと思われた後半41分、思わぬ形で決勝点が生まれた。鳥栖のFW豊田陽平がドリブルでPA内へ仕掛けると、DF吉弘充志に倒され、PKを獲得。鳥栖にとって今季初となったPKを豊田が自ら決め、これが決勝点となった。

 今季6得点目を決めたは豊田は試合後のインタビューで「PKでしたけど点が取れた。それよりも久しぶりに勝ち点3が取れたことが良かったと思う」と、自身の8試合ぶりゴールよりも、やはり8試合ぶりとなったチームの勝利を喜んでいた。

(文 片岡涼)

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