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福岡の19歳MFがデビュー戦ゴール

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[11.17 天皇杯4回戦 大宮 2-2(PK3-4)福岡 NACK]

 公式戦初出場の19歳がデビュー戦ゴールを叩き込んだ。アウェー、NACK5スタジアム大宮で行われたJ1・大宮アルディージャ戦。「初めてもらったチャンス。緊張で寝れない日があったけど試合が始まったら緊張がなくなっていた。自分がチームに貢献して勝ちたいと言う気持ちを持っていた」と振り返るアビスパ福岡MF孫正倫は、先制された直後に自身が期待していたとおりの結果を出す。

 19分、直前に失った失点を取り戻すため中央突破を仕掛けた福岡。そのこぼれ球をPA右サイドで拾ったFW高橋泰がファーサイドにフリーで走りこんだ選手へ向けて絶妙なクロスを放り込む。これに一直線に走りこんだ孫が左足ダイレクトでゴールへと突き刺した。「ユタカさん(高橋)は後ろの源気さん(永里)をに出したっぽいんですけど、入ったんでよかった」と苦笑いした孫だったが、2列目からの思い切った飛び出しがゴールへとつながり、劣勢立っていたチームを勢いづけた。

 得意の攻撃面で結果を出した孫は、1-2と再び勝ち越された後の後半32分に交代したがチームは再び追いつきPK戦の末に勝利。先輩たちが意地で奪った勝利を目の当たりにした。「(PK戦は)ハラハラだったけどチーム信じて勝ったんでよかった。どんな形でも結果を出したいと思っていた。結果を出せて勝利して最高だった」。福岡U-18からトップ昇格1年目のデビュー戦でゴールと勝利という2つの目標を果たした孫。最高の形でプロ生活のスタートを切った。

[写真]ゴールを決めた福岡MF孫

(取材・文 吉田太郎)
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