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山形は初の4強入りならず、PK戦で悔しい敗退

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[12.25 天皇杯準々決勝 清水1-1(PK5-4)山形 アウスタ]

 モンテディオ山形はPK戦の末、清水に敗れ、クラブ史上初の4強入りはならなかった。

 互いに決め手を欠き、0-0のまま迎えた延長後半2分、DF石川竜也からのロングボールをMF宮崎光平が胸で落とし、FW田代有三が左足でゴールを破った。待望の先制点だったが、2分後の同4分、MF兵働昭弘のCKからDFボスナーにヘディングシュートを許し、同点に追い付かれた。

 試合はPK戦にもつれ込んだが、先攻の山形は2人目のMF佐藤健太郎がGK山本海人に止められてしまう。その後はDF小林亮、MF下村東美、田代と全員が決めたが、清水は5人全員が成功。初のベスト4進出は、あと一歩のところで叶わなかった。

 これで今季公式戦の全日程が終了となったが、リーグ戦は勝ち点42の13位で2年連続のJ1残留を果たした。勝ち点39でぎりぎりの15位で残留した昨季の成績を上回り、天皇杯でも99年大会以来、11年ぶりの準々決勝進出。来季はチーム得点王の田代が鹿島に復帰することが濃厚となっているが、年々着実に積み上げてきたチーム力をさらに高め、来季は今季以上の結果を残したい。

(文 片岡涼)
第90回天皇杯特設ページ

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