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故障明けの山村はU-22代表候補合宿に別メニューで参加

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 U-22日本代表候補合宿が25日、千葉県内で始まり、左第5中足骨亀裂骨折からの復帰を目指すMF山村和也(流通経済大)も別メニューながら合宿に参加した。9月に手術を受け、関東大学リーグの後半戦はもちろん、11月の五輪アジア最終予選2試合も欠場するなど長期離脱を余儀なくされたが、今回の候補合宿で9月21日のマレーシア戦以来、約3か月ぶりに代表復帰。全体練習には参加せず、別メニュー調整となったが、ボールを使ったメニューもこなすなど順調な回復ぶりを見せた。

 離脱中は「まずはケガを治すことと、課題だった体幹の部分で体の補強を意識してがんばった」というキャプテンは11月の最終予選2試合について「一観客、一サポーターとして、勝ってほしいと思って見ていた」と、悔しさを押し殺し、黙々とリハビリを続けた。

 完全復帰の時期については「ある程度走れるようになって、いい感じで来ているけど、まだ中(全体練習)に入っていないので分からない」と明言を避けた。1月15~22日にはU-22日本代表のグアム合宿が行われ、来季から新加入する鹿島のキャンプも始まる。2月5日には最終予選の大一番となるシリア戦も控えるが、「グアムキャンプもまだ分からない。シリア戦も出られたらいいかなと思っています」と言葉少なだった。

 プロ入り、そしてロンドン五輪も夏に控える2012年。「ケガからの復帰で始まるし、来年は一からのスタート。プロ1年目になるし、早く試合に出られるように頑張りたいし、五輪代表もまたレギュラー争いが始まる。自分のプレーをして、自分にできることも増やしていきたい」と、あらためて決意を語っていた。

(取材・文 西山紘平)

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