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大型補強でACL出場圏目指す神戸:和田監督「今年は更に飛躍の年」。新加入選手も意気込み語る

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 ヴィッセル神戸は21日、ホームズスタジアムで新体制発表を行った。会見で和田昌裕監督は「昨年は一桁順位という、クラブ史上、未だ取ったことのない順位を目指して頑張って参りました。なんとか9位というぎりぎりの目標を達成することができましたが、今年は更に飛躍の年だと思っています」と今シーズンの躍進を誓った。

 また今オフの大型補強にも触れ、「昨年積み上げた部分に、今回素晴らしい選手が加わって、更に高い目標を掲げて魅力あるサッカーを追究していきたい。魅力あるサッカーを皆さんの前でお披露目できるようにしっかりとチーム作りをしていきたいと思います」と意気込みを語っている。

以下、監督および新加入選手質疑応答コメント抜粋

和田昌裕監督
―素晴らしい補強をされたと思います。監督からみて、理想に近いチームになったのか。補強の手応えを聞かせてください。
「何を持って補強が完璧かわからないですが、とにかく色んな選択肢がある中で、神戸を選んでいただいたのは嬉しい事だし、クラブの可能性を感じてくれているんだなというのを、みんなの話を聞いて感じました。クラブは今、非常に伸びているし、チームも一昨年、昨年と成長を感じています。その中で今回の素晴らしい、GKからFWまで本当にバランスよく獲得していただいた、また、彼らが選んでこのクラブにきてくれたことに非常に感謝しています。この素晴らしい選手たちをいかに、現有戦力と合わせて、いいチームを作るのかというのは、私だけではできないないこと。選手の協力、クラブの協力、そういうものが合わさって、素晴らしいチームになっていくと思っています。
そういう意味ではいい補強をしたのに結果が伴わないということにならないように、とにかく内容のあるサッカーも大事ですが、結果に拘るシーズンにしていきたい。
そうでなければ目標も達成できないと思いますから。そういう意味ではバランスよく補強していただいたので、それをうまくチームを作る上で、現有戦力と融合させながら作っていきたいなと思います」
―それぞれの新加入選手にどういう活躍を期待しますか。
「先ほどもそれぞれ個人が自分の活かし方を話してくれたのと一致するというか、一つは昨年特にセットプレーからの得点が非常に少なかったところで、今回高さもある、キッカーも加わってくれた、ということで、セットプレーでの改善が非常に楽しみだと思っています。比較的、今までの神戸はどちらかというと守備からカウンターというので、守備的なイメージがあったと思います。昨年、もう少しボールを動かせるチームとしてトライしてきたのですが、まだ志半ばというところに、今回の補強によって、経験のある、実績のある選手が加わってくれました。今年の目指すサッカーにクオリティをキーワードに挙げていますが、スピードがあれば質が下がるのではなく、スピードが上がっても質が落ちないというような、特に攻撃面で私自身、すごく期待しています」


●11 FW 田代有三(←鹿島)
「はじめまして。鹿島アントラーズからきた田代有三です。FWなので常に得点を意識して、プレーしていきたいと思っています。昨年はケガが多くて1年を通してプレーできなかったので、今年はケガをしないで1年間働き続けるように、早くチームに溶け込み頑張っていきたいと思っています。よろしくお願いします」
―改めて神戸という新天地を選んだ理由を聞かせてください。
「一番思ったのは神戸はこれからのチームだと思うし、そこで活躍できたら、また一回り自分も成長できると思い、チームの魅力を感じて決めました」


●8 MF 野沢拓也(←鹿島)
「鹿島アントラーズからきた野沢拓也です。自分の人生で初めての移籍なので、まだ移籍したという実感は特にないですが、チームのためにみんなが競争し合って戦えば、自ずと結果がついてくると思います。そのために自分自身、これからは神戸のために全力で戦いたいと思います。よろしくお願いします」
―改めて神戸という新天地を選んだ理由を聞かせてください。
「鹿島は一番、タイトルに近いチームだと思いますが、その中で自分は常に向上心をもって挑戦者としてレベルアップしていきたいと思っていましたから。その中で、自分のサッカー人生において、神戸に声をかけていただいて感謝の気持ちでいっぱいです」

●27 MF 橋本英郎(←G大阪)
「こんにちは。ガンバ大阪からきました橋本英郎です。去年はケガで1年間ほとんど試合ができなかったので、今年頑張りたいという思いもあるし、まだどこまで自分が復活できているかわからないんですが、今回入ったメンバーと、今までいる神戸の選手とで自分自身向上していければよりよい順位にいけるんじゃないかと思っています。よろしくお願いします」
―改めて神戸という新天地を選んだ理由を聞かせてください。
「神戸が考えていたビジョンを聞いて、すごい将来性があると感じたし、僕もまだまだここからやっていきたいという思いがあって、そこと一致したというのがあります。またこのチームが、まだタイトルをとっていないのも大きかったですね。獲った事のないクラブが初めてタイトルを獲った時にそこに関わっているとか、試合に出ているとか、ということになれば、神戸のチームに名前を残せる、と思うので、それが僕の中では大きいと思いました。また今回、多くの新加入が入ると聞いていたし、楽しみな部分も多かったのでいろんな要素が重なって決めました」

●22 DF 高木和道(←G大阪)
「僕は一応、復帰ということになるんですが、それを知っている方も少ないと思います(笑)。僕自身、非常に神戸に戻ってこられて嬉しく思っています。僕も去年ケガが多くて試合に絡めていなかったので、まずはしっかり身体を作って、チームとして目指しているところを達成できるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします」
―改めて神戸という新天地を選んだ理由を聞かせてください。
「僕も補強の話を聞いていてすごく楽しみだった部分もあったし、社長はじめ、監督、強化部の僕を欲しいという熱意がすごく伝わったので決めました」

●1 GK 植草裕樹(←山形)
「モンテディオ山形からきました植草裕樹です。GKの中だと一番最年長になるのでみんなと切磋琢磨して試合に出られるように頑張りたいと思います。
あとはチームが円滑に動くように少しでもチームのために頑張りたいと思います。よろしくお願いします」
―改めて神戸という新天地を選んだ理由を聞かせてください。
「少しでも自分がレベルアップができると思ってこのチームでやらせてもらおうと決めました。またJ1でやりたいという気持ちがあったのでこのチームに決めました」

●25 MF 奥井諒(←早大)
「こんにちは。早稲田大学から加入しました奥井諒です。いま、めっちゃ緊張しています(笑)。小さい頃から目標の1つだったプロのサッカー選手になれることを非常に嬉しく思います。また神戸という素晴らしいチームでサッカーをする環境を与えていただいた、高橋強化部長や幸田スカウトを始め、神戸のスタッフのみなさんに感謝しています。また僕をこれまで育ててくれた指導者の方々や、チームメイト、そして家族に感謝するとともに、その人たちの期待に応えられるように、精一杯頑張ります。1日でも早く神戸のユニフォームを着て活躍するので、そのために毎日必死に努力して頑張ります。お願いします」
―改めて神戸というクラブを選んだ理由を聞かせてください。
「J1で、環境もいいし非常にいいチームだなと思ったし、その中でも自分なら出来るという考えもあったので、選びました」

●20 DF イ・グァンソン(←慶熙大)
「韓国のキョンヒ大学よりきましたイ グァンソンです。常に初心を忘れず、このチーム、関係者のみなさん、ファンのみなさんのために、日々努力し頑張りたいと思っています。よろしくお願いします」
―改めて神戸というクラブを選んだ理由を聞かせてください。
「まずハ ソッチュさんをはじめ、多くの韓国人の先輩がこのクラブでプレーし、すごくいい印象をもっています。そしてこのクラブで多くの事を学び、異国の地ですが自分が学ぶことによって、いろんなことを高められると思っています」

※名鑑データは2011年シーズンのものです。最新のものは2月上旬のJリーグ正式発表までしばらくお待ちください。

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