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ゴール決める活躍、明治大進学のFW和泉「J組にゴール前では負けられない」

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[3.14 練習試合 U-19日本代表候補2-2流通経済大 市原臨海]

 年代別代表に初招集されたU-19日本代表候補のFW和泉竜司(市立船橋高→明治大)だったが、流通経済大との練習試合では0-1から追いつく同点弾を決めてみせた。初招集でしっかりと結果を残す活躍。それでも試合後には「自分は点を取ることができましたけど、ボールを失う回数も多かったし、ミスが多かった」と唇を噛んだ。

 得点シーン以外にも幾度かチャンスを迎えたが、いずれも枠外。クロスバー上方へ外してしまうなど、なかなか決めきることができなかった。「シュートを打つ意識はあって、積極的に打ちましたけど枠への精度が足りなかった」。反省の言葉ばかりが口をついた。とはいえ、ゴールシーンは自らドリブルで持ち込んでのさすがのゴール。その他にも、PA内での鋭い切り返しからのシュートなど、90分間で十二分に存在感をみせつけた。

 今回の代表合宿には、現役のJリーガー、大学、ユース、高校と4つのカテゴリーの選手が招集されている。なかでも、和泉と同期となる現役Jリーガーが26人中16人と大部分を占める。今回初めてJ組とプレーし、和泉は「やっぱりプロでサッカーしている選手は技術が高いし、上手い」と感じたという。それでも「ゴール前での嗅覚というか動きだしとかは、自分の持ち味ですし、(J組の選手たちに)負けられない」とキッパリ。「プロの選手はなかなか試合に出る時間は少なくなってしまうと思う。自分は大学で1年生から試合に出て、もっと多くの経験を積んでいければ」と今後へ向けて力強く意気込んだ。

 Jリーグの厳しい先発争いのなかで実戦から離れてしまう選手がいるが、明治大で先発の座を勝ち取れば、年間のリーグ戦などでコンスタントに試合経験を積むことができる。「明治大もかなり先発争いが激しいので、実際は厳しいです」。そういってハニかんだ和泉だが、自らが選んだ環境で多くの試合経験を積み、ステップアップしていくつもりだ。

(取材・文 片岡涼)

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