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町田が記念すべきJ初勝利&町田のJ初ゴール平本弾がJ2通算1万ゴール!!

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[3.17 J2第3節 鳥取0-3町田 とりスタ]

 J2第3節が17日に各地で行われた。今季J加入を果たしたものの、開幕連敗中のFC町田ゼルビアは敵地でガイナーレ鳥取と対戦。後半2分にFW平本一樹が先制点を奪うと、終了間際の後半44分、45分にはFW勝又慶典が2点を追加。3-0で勝利し、待望のクラブ史上J初勝利を手に入れた。また、1999年のJ2開幕から通算1万ゴールが平本の得点となり、町田がJ2の歴史に早くも名を刻んだ。一方の鳥取は、ホーム開幕戦で悔しい敗戦。開幕から3戦勝ちなし(1分2敗)となってしまった。

 今季東京Vからの期限付き移籍で加入したベテランFWの放ったファーストシュートが記念すべきゴールになった。0-0で迎えた後半2分、FW北井佑季がMF鈴木崇文へパス。鈴木の左クロスにファーサイドの平本が合わせる。平本がフリーで放ったヘディングシュートがゴールネット左へ吸い込まれた。プロ14年目の平本の得点が町田のクラブ史上J初ゴールとなった。終盤には相手の猛攻を受けるが、全員でこの1点を死守。

 すると途中出場の勝又が後半44分、45分と立て続けに2得点。エースFWの活躍もあり、町田が3-0で勝利し、待望のJ初白星を手に入れた。試合後、初勝利を手にしたオズワルド・アルディレス監督は「途中から入った勝又が美しい2ゴールを決めてくれた。また平本という大事な選手がゴールを挙げたことはうれしい」と殊勲の2選手を称えた。

 また今季初ゴールを含む2点を決めた勝又は「開幕からの2試合は無得点だったので、チームとして3点が取れてホッとしている。J初勝利には感動したが、まだ連戦が続くので頑張りたい」と早くも次を見据えた。

 この日の町田は、開幕から2戦連続先発中の勝又が故障の影響でベンチスタート。その影響からか、序盤はなかなかチャンスをつくれない。前半14分に北井がミドルシュートを放つまで、シュートに持ち込めなかった。前半44分には左サイドから攻め込んだMF柳崎祥兵がPA内からシュートを放つも、GK小針清允が好セーブ。最後はDFにクリアされた。しかし、相手の攻撃をしのぎながら奪った平本の1点を守りきると、終了間際には勝又が貫録の2発。試合後、選手たちの顔には笑顔が溢れた。

 一方の鳥取は、序盤から果敢に攻めたがゴール前での精度を欠いた。前半17分にはMF奥山泰裕の右クロスにゴール正面へ走り込んだFW福井理人が右足シュート。フリーで放ったシュートは絶好のチャンスだったものの、GK相澤貴志の右手一本に止められた。

 1点を追う後半16分には再び奥山の右クロスからチャンスメイク。マイナス気味の折り返しにファーサイドへMF鶴見聡貴が走り込むも、シュートはクロスバー上方へ外れた。同29分には、鶴見に代えて、FWケニー・クニンガムを投入。ケニーを的に、積極的にロングボールを入れ、攻め込んだが相手の好守に阻まれて1点が遠く。零封負けを喫し、2012シーズン初勝利はまたもお預けとなった。

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