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復帰のテベスがいきなり活躍。マンチェスター・シティが、チェルシーに逆転勝利

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 プレミアリーグは21日、第29節4日目の4試合を行った。今季ホームで14戦全勝のマンチェスター・シティはチェルシーと対戦。後半、チェルシーに先制を許したが、FWセルヒオ・アグエロのPK、MFサミル・ナスリのゴールで逆転。2-1で勝利。ホームでの全勝を維持し、首位のマンチェスター・ユナイテッドとの勝ち点差を1に戻した。

 立ち上がりから試合を優勢に進めたのはホームで圧倒的な強さを見せるマンチェスター・シティだった。前半5分には左サイドのFWマリオ・バロテッリの折り返しをPA内でDFパブロ・サバレタが折り返す。最後はMFダビド・シルバがシュートを打つが、ボールはゴール上へと外れて行く。

 同8分にはナスリがロングボールを最終ラインの裏で受け、ダイレクトでシュートを放つ。GKペトル・チェフはボールを見送るが、惜しくもシュートはクロスバーに。同29分にもマンCは、MFフランク・ランパードのバックパスミスを受けたバロテッリが独走。しかし、チェルシーDF陣が寄せてくる前に早めに打ったシュートを枠に飛ばせず、決定機を逃した。

 0-0のまま迎えた後半、先手を取ったのはアウェーのチェルシーだった。後半15分、CKのこぼれ球をDFガリー・ケーヒルがシュート。これがMFヤヤ・トゥレに当たり、GKジョー・ハートの逆を突く形でゴールに入る。

 先制して守備を固めるチェルシーに対し、ロベルト・マンチーニ監督は同21分にFWカルロス・テベスをピッチに送り込む。同22分にはこの試合、何度も良い攻め上がりを見せていたDFパブロ・サバレタが、PA内でシュート。これがMFマイケル・エッシェンの腕に当たりハンドの判定。PKをアグエロが決めて、1-1の同点に追いついた。

 決勝ゴールを奪いに攻め続けたマンCは、同34分、ナスリが前線のテベスにボールを預けて、前線に走り込む。ボールをキープしたテベスからリターンパスを受けたナスリが、ついにチェルシーの守備ブロックを破った。PA内に侵入したフランス人は、確実にゴール右にシュートを流し込み、2-1とリードする。指揮官の采配に異議を唱え、一時は退団の可能性もあったテベスも、9月以来の復帰戦で決定的な仕事をした。このゴールが決勝点となり、マンチェスター・シティが勝ち点を69に伸ばし、同70で首位に立つマンチェスター・ユナイテッドに肉薄している。


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