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[ミズノカップIN高知]末久決勝ボレー!九州国際大付が愛媛ユース撃破!

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[4.1 ミズノカップIN高知準決勝 九州国際大付1-0愛媛ユース 春野陸]

「ミズノカップU-18 IN 高知2012」準決勝の九州国際大付(福岡)対愛媛FCユース(愛媛)戦は、MF末久翔太(新3年)の決勝ゴールによって九国大付が勝利。08年大会以来となる決勝進出を果たした。

 0-0のまま後半に突入した緊迫した試合は九国大付に凱歌が上がった。アンカーのMF井壮陵(新3年)、トップ下のMF山下敬大(新2年)がスペースへとボールを散らす九国大付は注目の10番FW中野愁(新3年)がアイディアを活かした個人技で決定機をつくり出す。21分には井壮の左FKからMF三浦秀弥(新2年)がクロスバーを叩くヘディングシュート。このチャンスは逃したものの、その直後、MF長谷拓朗(新3年)の右クロスを末久が左足のダイレクトボレーでゴールへねじ込み、決勝点を奪った。

 愛媛ユースはDF間でボールを引き出すFW小野穣暉(新3年)が高いキープ力で攻撃の起点となり、動き出しの速いMF高島拓巳(新3年)や曽根田穣、藤原匠平(共に3年)の両SBらが絡んで何とか九国大付の網を破ろうとする。ただ1点を追う展開もなかなか攻撃をスピードアップすることができない。終盤はGK渡辺健太郎(新2年)が相手アタッカーとの2度の1対1をストップするなど、最後まで決勝進出をあきらめていなかったが、鶴崎亮介と寺田遼太郎(共に3年)の両CB中心に相手の反撃を跳ね返した九国大付が決勝進出を決めた。準決勝では再三あった追加点のチャンスを活かせず、1-3で敗れた決勝でも決定力を欠く課題を残したが、杉山公一監督は「こういう緊迫した試合で取れるかどうか。福岡はもっと厳しくなるはず。それが(ミズノカップで)経験できたのは良かった」と前向きに捉えていた。

[写真]末久(右)の決勝ゴールを喜ぶ九州国際大付イレブン
(取材・文 吉田太郎)
ミズノカップIN高知2012特設ページ

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