スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督は6月のEURO2012に出場する同代表チームにシャルケのFWラウル・ゴンサレスを招集する可能性があることを認めた。

　スペイン代表のFW陣ではバルセロナのFWダビド・ビジャが長期離脱中で、EURO本大会に間に合うかどうかは微妙な状況。シャルケで充実のシーズンを送るラウルを待望する声は日増しに高まっている。

　Goal.com英語版によると、デル・ボスケ監督は記者会見で「ラウルはチームのプラスになるだろう」とコメント。「我々は5月15日に選手リストを出す。しかし、これは最終的なメンバーではない。暫定的なグループであり、その中からEUROに行く選手もいれば、そうではない選手もいるだろう」

　2010年の南アフリカW杯を制した世界王者に34歳のベテランが加わるのか。指揮官はラウルを招集する可能性を排除しないが、一方で、招集できる選手には限りがあることも強調している。

「すべての選手にチャンスがある。ラウルは高いレベルでプレーしているね。彼が加われば、チームのプラスになるだろう。しかし、他の選手にも同じことが言える。全員を連れていくことはできないんだ」