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甲府内定DF三浦颯太は大学の試合後に急行!スタンドで天皇杯優勝を見届ける「早く自分も大歓声の中で…」

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[10.16 天皇杯決勝 甲府1-1(PK5-4)広島 日産ス]

 来季よりヴァンフォーレ甲府への入団が決まっている日本体育大のDF三浦颯太(4年)が、日産スタジアムのスタンドで天皇杯初優勝を見届けた。

 三浦は同日11時より行われた関東大学サッカーリーグ2部の東海大戦にフル出場。そのあとで日産スタジアムに急行していた。キックオフには間に合わなかったが、前半20分過ぎには到着。家族と共にスタンドから試合の行方を見守った。

 PK戦にまでもつれる展開だったが、「見ていて楽しかった」。直接、甲府の選手たちと話をすることは出来なかったが、スタンドにいる姿に気づいた選手や吉田達磨監督が手を振り返してくれたという。

 甲府は来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)への出場権を獲得。リーグ戦との過密日程が予想されるが、選手にとってはチャンスが多く回ってくることにもなる。これについては「忙しくなりますね」と嬉しい悲鳴を上げるも、「チームメイトに感謝。早く大歓声の中のピッチでやりたい」と気持ちを新たにしていた。

 そして甲府の快挙にあやかりたい。所属する日体大は現在、関東2部で首位に立っており、6年ぶりの1部復帰に迫っている。ただこの日は東海大に0-2で敗戦。三浦も「相手をリスペクトしすぎて、自分たちのサッカーが出来なかった」と反省する。チームのキーマンとなっている左SBは、「ここから上位との対戦が続く。相手に合わせる練習をしてしまっていたので、自分たちの強みに自信を持ってやっていきたい」と意気込んだ。

(取材・文 児玉幸洋)
●第96回関東大学L特集

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