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川崎Fが2シーズンぶりの天皇杯4強! 山田新の逆転弾も終了間際に追いつかれる…PK戦の末に新潟を撃破

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[8.30 天皇杯準々決勝 新潟 2-2(PK3-4) 川崎F デンカS]

 天皇杯は30日に準々決勝を行った。アルビレックス新潟川崎フロンターレの対戦は、2-2のPK戦の末、川崎Fが4-3で勝利。2シーズンぶりのベスト4進出を決めた。

 序盤からペースを握る川崎Fは、MF脇坂泰斗を起点に新潟のゴールを脅かす。DF山根視来やFWマルシーニョもチャンスを作るが、ゴールには結びつかない。

 すると、新潟が前半30分に均衡を破る。FW谷口海斗が左サイドから敵陣に迫り、PA右から右足シュート。低い弾道がゴール左隅に突き刺さり、新潟が待望の先制点を奪った。

 スコアが動いたことで両者ともに激しさが増す。川崎Fは前半39分にマルシーニョが負傷し、MF瀬川祐輔が出場。新潟も前半アディショナルタイムに負傷者が出る。先制ゴールを決めた谷口がピッチを下がり、MF三戸舜介が入った。

 前半を0-1で折り返した川崎FはFW宮代大聖を下げ、FW小林悠を投入する。後半6分には右サイドのFW家長昭博から上がったインスイングのクロスを、ファーサイドの小林がヘディングシュート。強烈な弾道は、惜しくもゴール左外に外れた。

 拮抗状態が続くが、後半23分に川崎Fが試合を振り出しに戻す。家長が再び右サイドから左足でクロス。MF瀬古樹がファーサイドに詰めてボールを押し込み、1-1と同点に追いついた。その後は両チームともに交代カード5枚を使い切るも、90分間では決着つかず。試合は延長戦に突入する。

 延長前半15分はスコアレスで折り返すと、延長後半4分に再び試合が動く。川崎Fは小林が中盤から浮き球パスを敵陣PA内に入れる。山田がボールを収め、すばやく反転しながら右足シュート。ゴール左隅に決め切り、2-1と逆転に成功した。

 だが、新潟は最後まであきらめない。延長後半アディショナル1分過ぎ、右サイドでボールを収めた三戸が大きく蹴ると、ファーサイドのDF早川史哉がヘディングシュートをゴールに叩き込む。劇的な得点で再び2-2と同点。直後に笛が鳴り、PK戦に突入した。

 PK戦はGKチョン・ソンリョンによる2本のPKセーブもあり、川崎Fが4-3で勝利。10月8日の準決勝ではアビスパ福岡と対戦する。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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